世界を当然のものとして受け入れる
こんにちは。呟き尾形です。
「我々は、世界を当然のものとして受け入れるその態度を、一度かぎり停止しなければならない。」
― エトムント・フッサール
私たちは、日々の世界を「あるがままの現実」として受け入れて生きています。
朝が来れば太陽が昇り、道を歩けば地面がそこにある。
そのすべてを、当然のものとして信じて疑わないし、疑えと言われると、戸惑うくらいです。
それでも「当然視する態度」を停止せよと言われたらどうでしょう?
それは、世界が“ある”という前提をいったん脇に置き、「私の意識に、世界がどのように現れているのか」を見つめ直すことです。
それが「自然的態度の停止」、すなわち現象学的還元です。
この停止は、懐疑や否定とはちがいます。
なぜなら、懐疑や否定は、自然的態度を停止していないからです。
むしろ、信念をいったん保留することで、「世界そのもの」ではなく、「世界の現れ方」という次元を明らかにできるのです。
そうすることで、無意識に行っていた認識の構造が自覚できるようになります。
自然的態度の停止は、現実を壊すためではありません。
現実を“より深く理解する”ための入り口なのです。
自分の判断した正しいとおもうことを当然とみなすのを保留します。
自然的態度の停止は、自分の無意識の成否の判断以前に「意味を与える私たち自身の意識」を見つめなおす態度なのです。
認識の仕組みを見つめ直すと、自分が無意識に決めつけていた判断が見えてきます。
もちろん、無意識に決めつけていた判断が間違いとは限りません。
ただ、正しいと決めつけていたことの他の認識の視野を広げてくれるのが自然的態度の停止なのです。
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★★★ 現象学 エポケー 1
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● 10月19日は、「ブラックマンデー」です。
●「ブラックマンデー」:1987年10月19日の株式大暴落
1987年(昭和62年)10月19日月曜日、米国ニューヨークの株式市場で、史上最大級の暴落が起こりました。 ダウ・ジョーンズ工業株平均(DJIA)は前週末比で約508ドルの下落、下げ率22.6%という歴史的な数字を記録しました。
この下落率は、世界恐慌のきっかけとなった1929年10月の「暗黒の木曜日(ブラックサーズデー)」の下落率12.8%を大きく上回っています。
📉暴落の連鎖とその影響
この日は単なる米国株の下落にとどまらず、プログラム売買(コンピュータによる大量自動売買)によって売りが加速、アジア・欧州の市場にも波及しました。
日本でも、日経平均株価が一日で3,836円48銭安(‐14.90%)の21,910.08円という過去最大の下落を記録しました(当時)。
その後、金融当局(特に米連邦準備制度理事会=FRB)が流動性供給に動いたことで、事態は深刻な実体経済への波及を回避しました。
🔍その後の世界と教訓
この暴落によって「市場のグローバル化」「アルゴリズム売買」「国際資金の瞬時移動」といった金融市場の新たな顔が浮き彫りになりました。
その後も、1997年のアジア金融危機、2008年のリーマン・ショックなど、“世界規模の金融危機”が繰り返されてきました。現在においても、株式や債券・為替・商品が互いに連関する「複雑系」的な市場構造を前提に、投資家・金融機関・規制当局はいかに備えるかが重要です。
例えば、暴落直後からの教訓として、株式市場では「サーキットブレーカー(取引一時停止機能)」が導入されました。
💡トリビア&ちょっと面白い視点
“ブラックマンデー”という名称は、この日が月曜日だったことに加え、1929年の「ブラックサーズデー」にならった呼び方です。
実は、この暴落はニュースひとつが直接の引き金になったわけではなく、株式を大量に保有・ヘッジしていたファンドの「ポートフォリオ保険」や自動売買アルゴリズムが、売りサイクルを自ら悪化させたという分析があります。
フェデラル・リザーブ(FRB)は、この暴落の翌日に「支援の用意あり」を世論に明示し、流動性を供給した点が重要でした。この対応がなければ、単なる株価下落では済まず、信用収縮→銀行危機という流れになった可能性もあります。
現代においては「ハイ・フリークエンシー・トレーディング(HFT)」や「アルゴリズム取引」がさらに高度化しており、1987年当時の教訓が現在も色濃く反映されています。
📝結びに:備えとして私たちにできること
このような金融市場の急変動の中で、個人投資家として意識したいことがいくつかあります:
長期・分散投資の重要性:株価の急落に備えて“一点集中”を避ける。
暴落時こそ冷静に:多くの売りが自動的・感情的に出る中、機械的な売りに追随せず“何が起きているか”を理解する。
自分のポートフォリオの構造を把握する:株式だけでなく現金・債券・現物資産なども視野に入れる。
1987年のブラックマンデーは、私たちに「準備なき成長にはリスクがある」ことを示しました。過去の教訓を知ることは、未来の備えになります。
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★★★ブラックマンデー 1
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ぶはぶは呟きねこほーほけきょ01
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名言を通して、問い、自分自身見直す。それが私にとっての哲学の訓練としています。
もちろん、偉人の言葉だから名言なのか、名言を言うから偉人なのかは無関係です。
ですが、私のような凡人が名言を言ってもそれは、名言であることはかわりません。
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Sun Of Night
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口調
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