人生で大事なのは
こんにちは。呟き尾形です。
人生で大事なのは、何回呼吸するかではなく、
何度息をのむ程の瞬間に出会えるかである。
─ ビヨンセ ─ (アメリカの歌手、ダンサー、女優)
呼吸は大切なことです。
ですから、常に当たり前に行うべきことです。
しかし、人生で自分にとって価値あるものは、息をのむ瞬間です。
なぜなら、呼吸は常にしていなければいけませんが、いつでもできることです。
それに対して、息をのむ瞬間というのは、価値ある瞬間であり、人生の価値を高めるのです。
10月19日は、ブラックマンデーです。
●ブラックマンデー
1987(昭和62)年10月19日月曜日、ニューヨーク株式相場が大暴落しました。
ダウ30種平均の終値が先週末より508ドルも下がり、この時の下落率22.6%は、世界恐慌の引き金となった1929年の「暗黒の木曜日」(下落率12.8%)を上回りました。
この日は、1929年10月の同市場での株価暴落ブラックサーズデーにちなんで、ブラックマンデーと名付けられました。
ブラックマンデーは、コンピューターで大量の株式の売買を管理する「プログラム売買」が暴落を加速させたといわれています。
翌日アジアの各市場にこれが連鎖しました。
日経平均株価は3,836.48円安(14.90%)の21,910.08円と過去最大の暴落を起こしたそうです。
更にヨーロッパの各市場へもつながっていったそうです。
このとき、就任間もない当時のグリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の対応で混乱は沈静化し、その後の金融当局による適切な対応の結果、実体経済へは甚大な被害をもたらすにはいたらなかったそうです。
しかし、日米欧の金融政策の足並みの乱れは日本をその後のバブル経済へと導いたのでした。
その後、世界の金融市場は、1997年のアジア金融危機や2001年の米同時中枢テロなど、数々の危機をくぐり抜けてきました。
この間に資金が国境を瞬時に越える経済のグローバル化が進展し、主要な投資家としてヘッジファンドが台頭し、中国やインドなどの新興国市場も急成長を遂げたのでした。
こうした中で「危機が広がる速度は増し、どの国も問題を回避するのは難しくなった」という、メルツァー教授の言葉を痛感させられるのは、サブプライムローン焦げ付きに端を発した世界市場の混乱でした。
さて、その20年後の2008年。
低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題が日米欧の金融市場を揺るがす現在、ブラックマンデーの教訓の重みが改めて認識され始めています。
これは、新しいブラックマンデー、新ブラックマンデーともよばれる、2008年9月29日のアメリカ下院議会で総額7000億ドル(73.5兆円)に及ぶ金融危機救済案が、僅差ながらも否決によって、もたさされます。
金融危機救済案否決の結果アメリカ市場は失望した投資家による投売りを受け、史上最大の下げ幅を記録するほどの急落ぶりを見せたのです。
ニューヨーク株式市場ではダウ工業株30種平均が前週末比で777ドル68セント(6.98%)安の1万0365ドル45セントで場をおわりました。。
この下落幅は「9.11.」以降初の取引となった2001年9月17日の下落幅である684ドル81セントをはるかに超え、ダウ市場最大の下げ幅となったのです。
ただし、下げ率では1987年10月19日のブラック・マンデーにおける22.6%、1929年の世界恐慌時のブラックサーズデーの12.8%を下回っているものの、その深刻さは如実に現れているといえるでしょう。
この深刻さは、2008年10月15日現在、ニューヨーク株式相場は、米小売売上高の落ち込みや、景気回復の遅れを指摘したバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言をきっかけに、米国が不況に入るとの警戒が急激に強まり、ダウ工業株30種平均は前日終値比733.08ドル安の8577.91 ドルで取引を終えたたのでした。
1日の下げ幅は、新ブラックマンデーに継ぐ、過去2番目の大きさです。
下落率は7.87%で、「ブラックマンデー」直後の1987年10月26日(8.04%)以来で、約21年ぶりの激しい下げを記録したわけです。
ハイテク株中心のナスダック総合指数も急落し、150.68ポイント安の1628.33で引け、2003年6月末以来、約5年3カ月ぶりの低水準となったことになります。
この深刻な事態について、悲観せざるを得ない半面、悲観してばかりではいられないわけです。
バカの壁の著者、養老孟司氏は、金融による経済を虚の経済と書きました。
たしかに、証券などの金融は信用取引であるわけで、実は後からついてきます。
私たちは、虚の経済に依存しすぎていたのかもしれません。
この依存から脱却し、実の経済、つまり、実際の物を生産することによる経済を重視していくことで、この危機を乗り越えていくべきなのかもしれません。
つまり、悲観することなく、各自が自分でできることを確実にやっていくこと。
これが、新ブラックマンデーによる被害を軽減させる対策だといえるのかもしれません。
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名言を通して、問い、自分自身見直す。それが私にとっての哲学の訓練です。
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20221005
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20220915
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