恥をかかないマナーより 他人に恥をかかせないマナー
こんにちは。呟き尾形です。
恥をかかないマナーより 他人に恥をかかせないマナー
マナーとは、きれいな所作でお食事をいただくこと、
目上の方たちの前で恥をかかない礼儀作法のことだとずっと思っていました。
ところが、マナーの大家がこうおっしゃるのを聞き、
目からウロコがぼろぼろと落ちる経験をしました。
「究極のマナーとは他人に恥をかかせない心配り」
あなたがかいた恥は、他人にとっては微笑ましい笑いの材料になる程度のもの。
けれど、他人にかかされた恥は、一生忘れられないものなんですよね、これが。
─ コモンるみ ─ 『NY発世界基準の女の心得』
恥とは、世間や周囲に対する体面を失ったと感じることです。
きれいな所作でお食事をいただくなどのマナーは、体面を保つことになるし、
評価も上がるものです。
ですから、恥をかかないマナーというのが大切だと思われがちです。
しかし、どんなに完璧にマナーをこなしたとしても、他人に恥をかかせるような、
慇懃無礼な行為はよくありません。
むしろ、自分が恥をかく方が、ずっといいのです。
そもそも、マナーとは、自分の体面のためではなく他人への思いやりためにあるのです。
自分でかいた恥は、自分にとっても、他人にとってもほほえましい笑いの材料にすることができますが、他人にかかされた恥は、心に傷を伴うのです。
4月27日は、哲学の日です。
●哲学の日
紀元前399年4月27日。
ギリシアの哲学者・ソクラテスが、死刑宣告を受けて、刑の執行として獄中で毒を飲んで亡くなりました。
告発された容疑は、「青年を害し、国家の神々を信じないで、新しいダイモンを持ち込む」というものでした。
噛み砕いて言うと、青少年を悪の道に誘惑する罪でした。
このような告発をうけた背景には、当時のアテネの政界は民主派と寡頭派(独裁)と対立していました。
このとき、ソクラテスは友人や弟子が寡頭派にいたことと、ソクラテス自身が民主派が衆愚政治になりがちであったことに反対していたことがあげられます。
さて、ソクラテスは、古代ギリシアの哲学者で、紀元前469年頃に、アテネ近郊に彫刻家の父と助産婦の母に生まれたとされているけど、前半生は不明です。
ソクラテスの後半生はペロポネソス戦争とそれに続くアテネの衰退期にあたります。
ソクラテスはペロポネソス戦争に参戦したといわれています。
従軍したのは、3回だったといわれています。
そして、ソクラテスは「ダイモンの合図」と述べた一種の神の信託を受けました。
信託の内容というのが、「ソクラテスより賢者は無し」というもので、その信託を試すべくアテネの賢者を巡りました。
その結果、「無知の自覚」という点で、誰よりも自分が勝っていたことを確信したのです。
それに、加えてソクラテスは口だけではなく、行動しました。
街頭で「問答法」によって、アテネの人々の思想を徹底的に吟味して、真理に導こうとしました。
しかし、プロタゴスらのソフィスト(弁論・修辞の職業的教師)たちが、真理を相対的なものとしたのに反対したのです。
プロタゴスらは、自分に都合よく論理を摩り替えるなどの詭弁を弄することを生業とした人々ですが、ソクラテスは、彼らに対して、普遍的、客観的真理の探究をフィロソフィア(愛智)をもって対抗しました。
ソクラテスは、アポロン神殿の格言「汝、自らを知れ」を自分自身の戒めとしたほか、人々にもそう説きました。
しかし、アテネ市民には受け入れられず、告発され死刑判決が下されたのです。
弟子たちは脱獄を勧めましたが、「悪法も法」だと言って毒杯をあおったのでした。
また、ソクラテスの妻が悪妻として有名で、ソクラテスは「悪妻と結婚したから哲学者になれた」との名言を残したそうです。
そうしたことも悪妻の日とも呼ばれることもあります。
★★★ 呟き_尾形_2
20200429
このblogは、月曜日から土曜日更新予定です。
名言を通して、問い、自分自身見直す。それが私にとっての哲学の訓練です。
で、偉人の言葉だから名言なのか、名言を言うから偉人なのかは無関係です。
ですが、私のような凡人が名言を言ってもそれは、名言であることはかわりません。
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20220426
今回は、呟き尾形の哲学講座
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20220404
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