空気の読めない議員
空気の読めない議員
こんにちわ。呟き尾形です。
こんなニュースをみつけました。
★★★ここから★★★
「麻生さん、もはや『選挙の顔』じゃない」…迷走する政権
(読売新聞 - 12月04日 22:55)
読売新聞
麻生政権が、発足2か月余りで早くも失速気味だ。
「衆院選の顔」と期待された麻生首相だが、相次ぐ失言などで内閣支持率は急落し、与党内に「これでは選挙は戦えない」との声が広がっている。
「私の現在の在任記録である1130日くらい首相をやる気迫でやってほしい」
3日夜、首相公邸。麻生首相は、自民党の国会対策委員会メンバーと会食し、大島理森国対委員長から激励を受けた。
大島氏が過剰なほど首相を気遣うのは、政権が早くも苦境に立たされているからだ。今月初めには、日本経済新聞などが行った世論調査で麻生内閣の支持率は30%前後に急落した。この時ばかりは、楽天家の首相も「そんなに落ちたか」と弱音を漏らし、村松一郎・首相秘書官が「とにかく景気対策をやり、実績を示しましょう」と励ましたほどだ。
9月下旬の総裁選で首相を「選挙の顔」に選んだはずの自民党議員たちの“麻生熱”もすっかり冷めた。
山本一太参院議員は、自らのブログにこんな内容の文章をつづっている。
<深刻なのは、内閣の不支持率が6割に達していることだ。仮に7割に達するようなことがあれば、ほとんど「末期状態」だ>
最新の各社世論調査では「どちらが次の首相にふさわしいか」という質問で、首相と小沢民主党代表の数字がほぼ並び、首相の「党首力」でのリードは2か月で消滅した。山本氏はブログでこう続けた。
<「麻生VS小沢」の構図に持っていけば十分に勝機があるという首相の基本戦略(?)はもはや使えなくなった。ふう>
塩崎恭久・元官房長官も「いま選挙戦に突入したら自民党は大敗する」と危惧(きぐ)する。地元を回っていて、支持者から「首相が映ると、テレビのチャンネルを変える」と言われたこともある。
早期解散を求めてきた公明党もいらだちを募らせる一方だ。同党幹部は、半ば冗談、半ば本気の口調でこう語った。
「麻生さんはもはや『選挙の顔』じゃない。『選挙の邪魔』だ」
★★★ここまで★★★
この記事を読んで、思わず、自民党が今にも分裂しそうな印象をもちますが、これは、マスコミお得意の、発言コラージュ捏造記事です。
まず、記事の元になっているblogを引用します。
山本一太の「気分はいつも直滑降」
http://ichita.blog.so-net.ne.jp/2008-12-03
より
★★★ここから★★★
2つの深刻な数字 [編集]
2008年12月2日:パート5
「麻生内閣」の「支持率調査」で重要な数字は「30%以下に落ち込んだ内閣支持率」だけではない。 深刻なのは「内閣の不支持率」が6割に達していることだと思う。 「不支持率が6割を超える」と、全ての歯車が逆回転を始める。 仮に「7割に達する」ようなことがあれば、ほとんど「末期状態」だ。 「不支持率」が7割に近づくと、個々の議員の選挙での「逆風体感指数」が急激に上がる。 「これ以上の不支持層を増やさない」政策やイメージ戦略が必要だ。
さらに苦しいのは、「どちらか次の総理にふさわしいか?」という質問で、麻生総理と小沢代表の数字が横一線に並んでしまったこと。 麻生総理の「圧倒的なリード」は2ヶ月で消滅してしまった。 「『麻生VS小沢』の構図に持っていけば十分に勝機がある」という麻生首相の基本戦略(?)はもはや使えなくなった。(ふう)
今週末から来週にかけて、幾つかのメディアが「世論調査」をやるらしい。 どう考えても、「内閣支持率の低下」は避けられない。 「30%切り」が続出すれば、すでに騒がしい「党内」はさらにガタガタする、な!(やれやれ!)
朝の「政調全体会議」で「塩崎恭久元官房長官」から声をかけられた。 「あんた、この間の(プロジェクトJ.の)勉強会、行けなくて悪かったなあ。次は顔を出すよ!」 そう。 塩崎さんも「渡辺喜美元行革大臣」も、「J.」の顧問なのだ。 近いうちに、2人を呼んで「勉強会」をやろうと思う。 皆に相談してみよう!!
★★★ここまで★★★
だそうです。
要約すれば、これまでの選挙対策としての「麻生vs小沢」の構図だけでは、乗り切れそうもないし、むしろ逆効果になりうる
『だからこそ、「これ以上の不支持層を増やさない」政策やイメージ戦略が必要だ。』
おそらく、これからおこなわれる世論調査で、低い支持率がでれば、自民党の結束力も弱くなる可能性も否定できない。
このことについて、「塩崎恭久元官房長官」や「渡辺喜美元行革大臣」と相談しよう。
というものです。
まぁ、邪推すれば、さまざまなことが予測可能だし、
>「これ以上の不支持層を増やさない」政策やイメージ戦略が必要だ
といっておきながら、その不協和音を連想させる人の名前を出すあたり、なにか意図を感じなくもありませんが、
<深刻なのは、内閣の不支持率が6割に達していることだ。仮に7割に達するようなことがあれば、ほとんど「末期状態」だ>
とだけ述べたわけではありません。
このままじゃまずから、「これ以上の不支持層を増やさない」政策やイメージ戦略が必要と指摘しているのです。
まぁ、言葉と言うのは、切り貼りするだけで、さまざまな捏造が可能だということのいい例ですね。
もっとも、個人的な評価で恐縮ですが、この山本一太という議員も、大した器じゃないと判断はしております。
たとえば、今年の福田元総理辞任で、自民党総裁選出馬を表明し、外務副大臣を辞任を表明したものの、3日後の9月8日の時点において、出馬に必要な20 人の推薦人集めに難航し、新たな推薦人を確保できぬまま棚橋泰文との一本化も決裂し、結局同日正式に出馬を断念する始末。
ちなみに、1972年に自民党総裁選で推薦制が導入されて以来、参議院議員の自民党総裁選立候補表明は初めてということは、参議院議員は自民党総裁選立候補表明されない慣習になっていると考えるのが普通で、その慣習という空気の読めなさが顕著に出ているといいえるわけです。
ちなみに、この空気の読めなさは、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E4%B8%80%E5%A4%AA
にある、エピソードと発言を読むとわかるかもしれません。
まぁ、そんな空気の読めない議員です。
きっと、先も読めないのでしょう。
だいたい、これ以上の不支持層を増やさない」政策やイメージ戦略が必要と本気で考えているのなら、麻生総理を支え続けます。
ということを主張し続けることが第一歩なんですよね。
今回の山本一太氏のようなblogの記事は、
ああ、自民党内でもバラバラなんだ。
自分で選んだリーダーも支持できないんだ。無責任な議員ばかりの党だな。
リーダーに一貫性があっても、メンバーに一貫性がないんじゃねぇ。
などと、悪いイメージばかりが付きまといます。
選挙は政治屋さんにとって大事なのはわかりますが、選挙屋さんの本職は政治特に立法であって、選挙ではありません。
これは、ありとあらゆる職業で共通することです。
その職業に就くことは大事ですが、その職業で行われる仕事が本職であって、その職業になることがその職業の仕事ではないということです。
だいたい、自身が世襲議員であるにもかかわらず、選挙の世襲制には強く反対し、小泉元首相の地盤世襲についても反対しているというダブルスタンダードを堂々と言ってのける人です。
空気の読めない議員だから仕方が無いとは思いつつも、信頼に値はしないとは個人的に評価しております。
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