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控訴する理由などないはずです

控訴する理由などないはずです
■薬害肝炎訴訟、国側が控訴へ(読売新聞 - 03月30日 14:31)


★★★ここから★★★
薬害肝炎訴訟、国側が控訴へ
(読売新聞 - 03月30日 14:31)

 血液製剤「フィブリノゲン」などを投与され、C型肝炎ウイルスに感染させられたとして、患者が国と「三菱ウェルファーマ」(大阪市、旧ミドリ十字)などに損害賠償を求めている薬害肝炎訴訟で、国側は30日、国の責任を一部認めた東京地裁判決を不服とし、東京高裁に控訴することを決めた。

 東京地裁判決は、東京訴訟の原告21人のうち、6人について、旧厚生省が企業を通じて、肝炎ウイルス感染の危険性を警告する責任があったと指摘した。

★★★ここまで★★★
 だそうです。

 たまたま、C型肝炎の原告の方々が夜の夜中、座り込みをして、柳沢厚生労働大臣にあって、話をしたいというニュースを見ました。

 1ヶ月ほど前に、 
誠意が見えてきました
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=354357889&owner_id=251499
 という日記をかきましたが、出産にかかわる医療事故の被害救済を訴える市民団体「陣痛促進剤による被害を考える会」(出元明美代表)と大臣室で面会したのに、なぜ、C型肝炎の原告の方々と会えなのでしょう?
 やはり、柳沢厚生労働大臣は、人を人として思いやる心がないのでしょうか?
 正直、怒りを感じます。

 薬害であることは明白です。
 なぜなら、C型肝炎を含むウイルス性肝炎の大半は、医療行為を原因とする、医原性の感染によるものであり、その原因のなかに、非加熱血液凝固因子製剤の投与を受けた患者が、B型、C型肝炎ウイルスに感染している可能性が高いことが判明しましたことがあげられるからです。

 その感染源とされている血液製剤は、フィブリノゲン製剤と第IX(第9)因子製剤という血液凝固因子製剤です。
 フィブリノゲン製剤は、血液中のフィブリノゲンという成分を抽出精製した血液製剤だそうです。
 日本では、旧ミドリ十字(現三菱ウェルファーマ)が1964年から製造販売しているそうです。
 非加熱フィブリノゲン製剤「フィブリノゲン-ミドリ」(1964-1987)、およびウイルス不活化対策として乾燥加熱処理がなされた製剤「フィブリノゲンHT-ミドリ」(1987-1994)により、薬害肝炎が発生したそうです。
 これらのフィブリノゲン製剤は、輸入売血または輸入売血と国内売血の混合血から製造されており、混合血中がC型肝炎ウイルスに感染した疑いがあるそうです。
 第IX因子製剤は、血液凝固第IX因子を抽出精製した血液製剤で、旧ミドリ十字(現三菱ウェルファーマ)が1976年から1985年製造販売されていた非加熱製剤である。薬害エイズの原因にもなった製剤です。
 この事から、C型肝炎は、医原病の性格がますます強くなるとともに、厚生行政の対応の遅れが問題となって来ました。
 そして、平成13年3月29日、厚生労働省は、血友病以外の病気で非加熱血液凝固因子製剤の投与を受けた患者が、B型、C型肝炎ウイルスに感染している可能性が高いとして製剤を投与した803の医療機関名を公表し、投与を受けた心当たりのある人たちに肝炎ウイルスの検査を受けるよう呼び掛けています。
 この厚生行政の対応の遅れ、感染症の予防が出来なかったという責任は国家にあるといえるでしょう。
 そもそも、危険な血液製剤は、国のいいかげんな審査によって、妊産婦や赤ちゃんの出血症等に、止血剤代わりに大量に使われてきました。

 この明らかな薬害について、厚生行政の対応の遅れと、予防を国が何もしなかったということは、明らかに厚生行政の失敗です。
 国に責任がないという主張が、人道的にまかり通るわけがありません。

 法律、司法の大前提は、人道です。
 法律が、どうこう、責任がどうこう、言う前に人として、何をなすべきか、一人の人間として考えれば裁判をするまでもありません。

 厚生とは、古くは、為政者が人民の生活を豊かにする意味であり、現在でも、生活を健康で豊かなものにすることです。
 本来、厚生行政とは、過去の厚生行政のミスをミスと認め、控訴をしないで、救済するのが人道的に正しい厚生行政ではないだろうか・・・。

 実際、柳沢現厚生労働大臣は、国会で、薬害の被害者に同情しているとも言っています。

 控訴する理由などないのです。

 ともあれ、この件に関しては、平成19年3月30日
 下村博文官房副長官が薬害肝炎原告団代表と面談し、薬害肝炎問題の早期解決等を求める要請書を受け取り、薬害肝炎原告団は座り込みを解除とあいなりましたが、まだまだ薬害肝炎の裁判は、各地で続いています。

★★★
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