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厚労相としての責任

厚労相としての責任

厚労相不信任案提出で一致=時期は慎重判断-3野党
(時事通信社 : 02月20日 11:10)

★★★ここから★★★
 民主、社民、国民新の野党3党は20日午前、都内で幹事長会談を開き、女性を「産む機械」に例えた柳沢伯夫厚生労働相に対する不信任決議案を提出する方針で一致した。時期は国会審議の動向を見極めつつ慎重に判断する。

 会談で、国民新党は厚労相不信任案について「2007年度予算案の衆院通過が1つのタイミングだ」と主張した。これに対し、民主党は不信任案が否決された場合、問題の幕引きにつながることや、厚労省関連の法案が後半国会の焦点の一つとなることなどから「タイミングを見極めて判断すべきだ」と慎重な考えを示した。 
★★★ここまで★★★
 だそうです。

 厚生労働大臣に少子化問題を期待できないということは、

少子化対策家庭にまるなげ
http://blogs.yahoo.co.jp/tubuyaki_o/28337870.html

 にあるとおり、
 「夫婦間の育児分担」「仕事と家庭の調和」という抽象論で終わり
ではなんのかいけつにもなりません。
 せめて、

・残業時間を減らす政策の提案(残業代の率のアップなど)
・通勤時間を減らす政策
・育児休業、育児フレックス制度、ワークシェアリング、職場の託児所などを推進する企業を優遇する政策。
・駅前保育園ないし駅前託児所、託児施設を増やす優遇政策。
・育児インフラの整備ないし、公営団地は育児する家庭を優遇したり、育児融資する政策

 などが提案があってしかるべきですがそれがありません。
 つまり、厚生労働省のトップとして不適切になります。

 さらに、現厚生労働大臣は、他にも問題山積です。労働問題でも論外な提案がされています。
 少子化問題だけなら、内閣府特命担当大臣(少子化・男女共同参画)の肩書きを持つ方に、という話になってもいいのですが、その方が報道的には、”無視”されているような状況ですし、ずっと黙っています。
 となれば、現厚生労働大臣が責任をはたすしかないわけですが、上述したとおり、その人が、失言するわ、政策にしても、抽象的で家庭にまるなげする政策を提案するわで、現厚生労働大臣は現在のポストに適任ではないことは明らかです。
 これで、口はわるいが、LDRシステムの充実(出産において妊婦の負担を和らげるシステム)をします。
 なんてことがあれば、そんなことはないのですが、それすらありません。
 ちなみに、LDRとは、LDRは、陣痛(Labor)・分娩(Delivery)・回復(Recovery)の略です。
 どういうことかというと、出産における陣痛・分娩・回復までの一連の流れを、機能を集約した一室で行うシステムだそうです。

 私、呟き尾形は、生物学的にオスなので、出産というものについては、正直経験のしようがありません。
 しかし、妻、およびいわゆる母親になった人たちからの経
験談を聞くと、それがとてつもないものであることが伝わっ
てきます。

 その中に、いわゆる陣痛がはじまってから、分娩の間と言
うのは、個人差があるものの、妊婦にとって、精神的、肉体
的にも大きな苦痛になるそうです。

 その中でも、出産間近の一連の過程で、自宅から病院まで
の移動が強いられますが、これがまた大変です。

 LDRのメリットとしては、
 ・利用者のプライバシーを守ることが出来るということ
 ・出産時に夫や家族などが立会うことも容易ということ
 ・院内感染を防げるなど、安全性も高めることが可能ということ
 ・移動する必要がないため、母体への負担が軽くて済むということ

 があげられます。

 メリットがあるということは、デメリットが当然あるということで、
 ・施設が必要なことと
 ・経費がかかる。
 ・施設が使いたくてもあふれてしまうだろう。

 ということが予測されます。

 これをなんとかするのが、政策であり、厚生労働大臣というポストの責務です。

 それを、家庭に任せる、個人に任せるというのでは、政策でもなんでもなく、単なる責任放棄と税金の無駄遣いになります。
 そんな責任放棄と税金の無駄遣いをする人は厚生労働大臣というポストにふさわしくありません。
 揚げ足取りと判断される意見もききますが、その後の政策の提案、少子化政策は家庭にまるなげするような無責任な方には、辞めていただきたいと思いますが、しかし、反省の色もあるんですよね。
 といいますのも、

■柳沢厚労相、「産む機械」でまた反省…市民団体と面会(読売新聞 02月21日 22:51)

★★★ここから★★★
 柳沢厚生労働相は21日、女性を「産む機械」に例えた発言について、出産にかかわる医療事故の被害救済を訴える市民団体「陣痛促進剤による被害を考える会」(出元明美代表)と大臣室で面会し、「全くなっていない言葉で、おしかりを受けるのは当然」と、改めて反省の言葉を述べた。

 面会したのは、陣痛促進剤による医療事故で妻子を亡くしたり、子どもや母体に障害を負ったメンバーら12人。脳性マヒで寝たきりになった女児(10)も同席した。出元代表は、同省が導入を進める産科医療の無過失補償制度について、被害者や親の声を生かすことなどを求める要望書を手渡した。

 出元代表は面会後、「(発言は)失言には違いないが、いつまでも辞めろと言うのではなく、今後、いいお産のために国がどう動くか見て判断したい。歴代大臣で、初めて面会してくれたことを評価する」と述べた。

★★★ここまで★★★
 だそうです。

 おお、偉いです。

 これが誠意というものじゃないかと思います。

 いままでは、それこそ、機械のように同じ言葉を繰り返して、言葉と行動が伴わず、批判していましたが、見直しました。
 このまま気持ちを入れ替えてもらえば、応援、提案していきたいという気持ちになります。

 提案事項としては、

・助産師の業務を増やし、助産師の育成の推進
・健康カウンセラーを育成し、いつでも、国民が健康について相談できる窓口を設置する(窓口は病院、薬局、薬店を中心に展開)
・残業時間を減らす政策の提案(残業代の率のアップ)
・通勤時間を減らす政策(在宅勤務の推進、および、在宅勤務を推進する企業の優遇)
・育児休業、育児フレックス制度、ワークシェアリング、職場の託児所などを推進する企業を優遇する政策。
・駅前保育園ないし駅前託児所、託児施設を増やす優遇政策。
・育児インフラの整備ないし、公営団地は育児する家庭を優遇したり、育児融資する政策
・出産・育児の不満窓口を作り、不満を解消する対策案を立案する。
・教育にお金がかかる問題については、国が国債の一つとして教育債、奨学金をする団体の優遇、学資保険の優遇により、教育費を心配せずに教育ができる仕組みづくりを行う。
・なぜ、教育、勉強するかを社会に問いかけをすることで、教育は学校だけではなく、自らも教育すべき立場にあるという意識改革を行う。
※有名人による、「なぜ、教育するのか?」「教育とは何か?」という著書の出版を依頼するなど
・LDRシステムの充実(出産において妊婦の負担を和らげるシステム)
※LDRシステム
http://homepage2.nifty.com/SON/hp1_6_6.htm#column06

 という政策があればいいなぁ。
 と思います。

 とにもかくにも、厚労相としての責任は、厚生の面で結果を出すことなんでしょうね。



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 ちなみに、

 をついに手に入れました。

 リモコンの扱いが慣れるまで時間がかかりますが、むしろ、それが新鮮で面白いです。

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 ゲームを進めるたびに新鮮さが体験できます。
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