なぜ、事務所費公表が出来ない・・・
なぜ、事務所費公表が出来ない・・・
事務所費関連の所感を書き連ねたいと思います。
何をいまさらと自分の中で思いつつも、一連の話を、自分なりに整理の意味をこめて書き残しておこうとおもいます。
閣僚の事務所費公表、重ねて拒否=小沢氏の不動産取得「異例」-安倍首相
(時事通信社 - 02月23日 15:10)
★★★ここから★★★
安倍晋三首相は23日午後の衆院予算委員会で、民主党が求めている閣僚の事務所費詳細の公表について「法律で定められてないことを事後的に公表しろと言うのはおかしい」と述べ、応じない考えを重ねて示した。その上で「一定額以上の事務所費を計上している場合は中身を公表する、ということになったら公表するのは当然だ」と語った。
首相はまた、小沢一郎民主党代表の資金管理団体による不動産取得に関し「年間4億円と極めて巨額な事務所費を計上し、自身の名義で土地を購入して建物も造っているのはかなり異例だ」と指摘した。枝野幸男氏(民主)への答弁。
★★★ここまで★★★
だそうです。
>「法律で定められてないことを事後的に公表し
>ろと言うのはおかしい」
個人レベル、つまり私費なら正論ですね。
が、これが公費、つまり、おおやけの費用ならどうでしょう?
公費が公表できない?
集めた税金を使って、何に使ったか公表できないという理屈は非常におかしいものです。
公な費用だからこそ、法律で決められなくとも、いつでも公開できるように管理されるもののはずです。
公費を私費のようにつかっているからこそ、私費を使ったときの正論が出てくるのだとは推測します。
なんにしろ、財政再建で無駄を無くすとのべていらっしゃった方が、事務所費詳細を管理していなかったら権威ががた落ちというところでしょうか。
それにしても、争点は、事務所費を公開するかしないかで、私費の正論をいう、この空気の読めなさといったら、
呑気で甘い、呑甘力ありありの呑甘宰相・・・
https://son.cocolog-nifty.com/tetugaku/2007/07/post_8c76.html
でかきましたが、
なんともかんとも、無礼とわかっていながら、○○殿と、一言言いたい気分ですが、無礼なことは思ってもいっちゃいけませんね。
ともあれ、公開できないということは、国民に対して誠意がないことであり、やましい事があると疑われるというリスクがあるということを気にしないのでしょうか?
呑気で甘い、呑甘力ありありの呑甘宰相ですから、気がついていないかもしれませんね。
自民内で松岡農水相批判広がる=安倍首相「迷惑掛けてる」
(時事通信社 03月14日 17:10)
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松岡利勝農水相の資金管理団体が多額の光熱水費を計上していた問題で自民党内に14日、詳細説明を拒否し続ける松岡氏に対する批判の声が広がった。安倍晋三首相が首相官邸で開いた当選1回の同党衆院議員約40人との昼食会では、出席者から「(統一地方選を控えた)地元の市議、県議は納得しない」「国民の視線は厳しい」などの意見が続出。首相は「迷惑を掛けていることは分かっている」と述べた。
一方、同日の津島派幹部会では、津島雄二会長が総裁派閥である町村派の町村信孝会長から「松岡氏を守りたいのでよろしくお願いしたい」と要請があったことを紹介。しかし、笹川堯副会長は「安倍内閣をつくるのに協力はしたが、1閣僚を守ると言った覚えはない。自分で転んだのだから自分で起きなければいけない」と反発し、松岡氏自ら疑惑を払しょくすべきだと主張した。
★★★ここまで★★★
だそうです。
説明すればいいのに、それをしないから、
「なにか不正をしているんじゃないの?」とか
「適切に処理していないから説明できないんじゃないの?」
と疑われているにすぎません。
実際、他にも過去に
出資法違反容疑で福岡県警察の家宅捜索を受けた「エフ・エー・シー」の関連団体「WBEF」に絡む不祥事
・政治資金収支報告書未記載
・内閣府へのNPO申請照会、口利き疑惑
といったような不祥事がある方だけに、疑われてもしかたありません。
ちなみに、政治資金収支報告書未記載は、WBEFから2005年12月1日に100万円のパーティー券収入を得たが、政治資金収支報告書に記載しなかったというものです。
これについては、安倍内閣組閣当日の2006年に報告書を訂正したそうです。
で、内閣府へのNPO申請照会、口利き疑惑は、同じく、WBEFから内閣府に提出された特定非営利活動法人申請について、故松岡氏の秘書が内閣府に対し審査状況について照会していたという問題があります。
これについては、はじめの方は、故松岡利勝前農水相は衆議院での答弁で照会の事実自体を否定しているそうですが、内閣府にて内部文書が作成されていた旨が報道されると、一転して発言を翻し、衆議院での答弁が誤りであったことを事実上認めたそうです。
こんな経緯があって、今回の、光熱水費問題となると、松岡前農水相の言葉を鵜呑みにすることは難しいと判断せざるを得ません。
この光熱費問題、の資金管理団体の「松岡利勝新世紀政経懇話会」が、賃料が発生しない議員会館に事務所費として極めて高額な支出を計上しているものです。
ちなみに、2003年は2600万円超。
2004年は、3100万円超。
2005年は、3300万円超。
といったものです。
また、政治団体「松岡利勝後援会」は、事務所費として2005年に4000万円を超える支出を計上しているそうです。
正直、私は、これが妥当な金額なのか、それともあり得ない金額なのかわかりませんが、地元関係者から、松岡利勝後援会の事務所費に4000万も費用が発生するはずがなく、不自然とのしてきがあるそうです。
ちなみに、事務所のある場所の主たる事務所の家賃で、高いところでも月額20万円だそうです。
賃料が発生しない事務所で、高額な支出を計上されたり、賃料を大幅にうわまわるような高額の金額の計上。
過去に、いくつかの疑惑があることがあれば、しっかり説明しないと疑われるのは当然といったところでしょう。
で、この事実を知ってかしらずか、日本の現在の宰相は、どんかん力を発揮します。
なんでも、日本の現在の宰相は、当時前農水相は政策分野で相当の見識があるという認識をしているようで、今後とも職責を果たすことで国民の信頼を得る努力をしてもらえるように期待だけして、自分は、何もするつもりはないようです。
ちなみに、日本の農政は、どうなの?
といえば、特に、安倍政権から新たな提案もなく、とどのつまりは、小泉政権の政策を引き継ぐぐらいなもので、松岡前農水相でなければいけないというわけでもありません。
むしろ、水道光熱費問題でかえって、やりにくくなっているんじゃないかとは推測します。
それで、日本の現在の宰相に期待される側の松岡前農水相はといえば、「各党で公表の基準が決まればそれに従う」とのこと。
となると、日本の現在の宰相も、他人任せで、自ら好評するなり、説明するなり、罷免するなり、辞任するなりの責任を取ろうとはせず、無責任っぷりを発揮しております。
で、日本の現在の宰相は、
「地元の市議、県議は納得しない」
「国民の視線は厳しい」
などの意見が続出するなか、
「迷惑を掛けていることは分かっている」
と発言しています。
迷惑をかけている自覚があるなら、迷惑をかけていることにたいして、”自分”がなんとかするものじゃないでしょうかね。
そんなこと、小学生でもわかりそうなものです。
そんな押し問答の末、
■松岡農相の遺書見つかる…議員宿舎で(読売新聞 - 05月28日 15:41)
★★★ここから★★★
警視庁赤坂署が、松岡利勝農相(62)が自殺した新衆議院議員宿舎を調べたところ、遺書が見つかったことがわかった。
★★★ここまで★★★
というニュースがながれました。
正直ショックでした。
いろいろな自問自答が頭をよぎりました。
まず、全体的に私は、松岡利勝農相に批判的な考えをもっているものの、死者を批判する事へのためらい。
進みかけた責めの農政において、舵取りが自殺してしまったということについての戸惑い。
説明責任を果たすことなく自殺したという事実への戸惑い。
このまま、林道関係の官制談合事件の捜査は進むのかな、止まるのかなという疑問。
他の閣僚も自殺しちゃうのかな・・・そんなわけ無いな。
政府が子供たちに自殺はいけないといった。
でも、閣僚は自殺した。
これはどう消化しよう・・・。
政府が子供に対して「自殺はいけない」と言いつつ、当の政府の役人が自殺してしまうという事実を、子供はどう受け止めるのでしょうか。
大人なら、そのあたりを、その人の立場や、理想と現実の違いと、帳尻あわせて受け止めることができますが、子供は違います。
子供は、結構素直に大人から教えられた事を正しい
と思うものです。
しかし、言っていることと、現実が違うとき、大人への信頼が薄れます。
それが、政府の閣僚自ら否定したこと、正直、ショックです。
とはいいつつも、安倍政権は美しい国という、美辞麗句にはじまり、言葉巧みに耳障りのいい言葉で表現していきます。
しかし、現実を冷静に見れば、現実離れした、机上の空論であり、理想をかかげ、それを実現する努力すら怠っています。
これでは、巧言令色と判断せざるを得ないんですよね。
う~ん、なんとも、複雑なきもちです。
ほかにも、自問は続きます。
事務所費について、法的に問題が無いのに自殺したということへの戸惑い。
自殺という結果が、政治献金関係で潔白で無いであろうとついつい邪推してしまうこと。
現職の閣僚が自殺してしまったという事実がなかなか受け入れられないこと。
なにより、安倍晋三現総理大臣は、野党を中心とした批判が自殺の原因だと責任を転嫁し、安倍晋三現総理大臣自身は、まったく責任を感じていないであろうことへの怒り。
いろいろなことが頭をよぎっていますが、なんとも考えがまとまりません。
故人を悪く言いたくもないのです。
ただ、上記にあげたようなさまざまな事を批判され、それに対して、自分は法的に正しい、適切な対処をしたと主張していた人が突然自殺し、それが閣僚という責任ある立場の人だったことへのショックで、正直混乱しています。
その混乱の中、何を許せばいいのだろう・・・という疑問がおしよせます。
松岡農相「国民宛遺書」の全文
★★★ここから★★★
<松岡農相自殺>遺書8通残す 「国民の皆様」宛てなど判明
(毎日新聞 - 05月29日 15:21)
故松岡利勝農相が残した8通の遺書のうち、封書の6通のあて名は▽安倍晋三首相▽縁せき関係にある島根県選出の景山俊太郎参院議員▽小林芳雄・農水事務次官▽青山豊久農相秘書官と警護官(本名)▽小泉純一郎前首相の前秘書官の飯島勲氏▽事務所の事務担当者(本名)。そのほか、「国民の皆様 後援会の皆様」と題された農水省のA4判の便せんに横書きで記された遺書の全文と、発見者のために便せんに書かれたとみられるものは次の通り。
◇国民の皆様 後援会の皆様
私自身の不明、不徳の為(ため)、お騒がせ致しましたこと、ご迷惑をおかけ致しましたこと、衷心からお詫(わ)び申し上げます。
自分の身命を持って責任とお詫びに代えさせていただきます。
なにとぞお許し下さいませ。
残された者達には、皆様方のお情けを賜りますようお願い申し上げます。
安倍総理 日本国万歳
平成19年5月28日 松岡利勝
◇(発見者のために書かれたとみられるもの)
家族への手紙は、女房が分かるところにありますので、ぜひ探さないで下さい。
女房が来るまでは、どこにも触れないで下さい。
★★★ここまで★★★
だそうです。
故人を悪く言うつもりはありません。
むしろ、思いつめるほどの葛藤があったのであろうと推測もします。
不正があったのかもしれませんし、ぬれぎぬだったのかもしれません。
実は、不正があり、それを正直に言おうとしたら、それはダメだといわれたのかもしれません。
実は、不正なんてまったく無く、ぬれぎぬだが、聞く耳を持ってもらえなかったのかもしれません。
どれも憶測の域を超えない話しです。
事実がわかれば、なんとも判断のしようがありますが、なんとも、事実がわからないままです。
さらに、閣僚の自殺、それに続くように、陰のドンと称される、旧森林開発公団の山崎進一・元理事が続いて自殺したこともあり、真相は藪の中になってしまったようです。
真相もわからず、松岡氏はいったい、何の責任をとったのか、国民である私が何を許せばよいのか、わかりません。
私たちは、何をどう許せばよいのでしょう?
真相がわからぬ限り、許したくても許しようがなく、とまどっています。
なんとも、今回の件で、どう判断していいのか戸惑っています。
どんな考えでも、推測の域を越えられず、考えがまとまりません。
あやまるのですから、もしかしたら、検察が引っ張り出そうとしていた本体へとつながる糸を(自ら)切ったことで、支持基盤の大半の国民に対して重大な背信行為をおこなったことなのかもしれません。
さらにいえば、真実と身内の安全を秤にかけて、後者を選択してしまった今回の行為を許して欲しいということかもしれません。
ゆるして欲しいといったのですから、何か国民に対して悪いことをしたのでしょう。
個人レベルで、よし、人には言えないことの一つや二つあるだろう、許してあげよう。
なんていえるわけもありません。
農相という地位は、公人レベルとなります。
農相として、人に言えないことをした時点で、それは、罪であり、説明する罰があると思うのです。
それを聞いて初めて許すという行為が可能になります。
キリスト教なんかで、懺悔なんてのがありますよね?
あれは、神に告解して初めてゆるせるんですよね。
神ですらそうなのですから、というお話です。
なにはともあれ、情報がないので、その推測が私の妄想に過ぎない可能性をぬぐいきれません。
本当の事がわからないままで、本当にそうだという確信がもてません。
いまどきの政治屋だから不正をやっていて当然というのは、証拠も無い、思い込みですし。
なんにしろ、故人が悪いかといえば、どうも、陰口を言うようで良心が痛むものです。
「なぜ、事務所費公表が出来ない・・・」という気持ちと、不正は追求したいが、故人を責めるわけにもいかずなんとも、はがゆいところです。
なんとも、複雑な気持ちになります。
最後に、故松岡利勝前農相のご冥福を祈ります。
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ちなみに、
をついに手に入れました。
リモコンの扱いが慣れるまで時間がかかりますが、むしろ、それが新鮮で面白いです。
現在やっているのはゼルダの伝説 トライワイトプリンセス
ゲームを進めるたびに新鮮さが体験できます。
リンクの姿に戻り、背後アタックを習得しました。
さぁ、ゾーラ族の王子を助けるぞ
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