飛行機の日(ライト兄弟の日)
飛行機の日(ライト兄弟の日)
1903年(明治36)年、12月17日、アメリカ・ノースカロライナ州のキティホークの海岸で、ウィルバーとオーヴィルのライト兄弟が、人類初の動力飛行機の初飛行に成功しました。
この日には4回飛行し、1回目の飛行時間は12秒、4回目は59秒で飛行距離は256mだったそうです。
操縦者はオーヴィル、飛行機の名は「フライヤー1号」でした
ライト兄弟は、飛行機の発明者。元は自転車屋だったそうです。
兄のウィルバー・ライトは、冷静で生真面目で、それに対してオーヴィル・ライトは、ひょうきんで愉快な性格だったといわれています。
ライト兄弟は、ドイツの航空研究家でグライダーを開発したオットー・リリエンタールのファンだったそうです。
しかし、オットー・リリエンタールが1896年に事故死したことをきっかけに、ライト兄弟は、飛行機の研究をするようになったそうです。
その7年後に飛行することに成功しました。
当時、飛行の試みの多くが、「ジャンプ」に毛の生えたものでしかなかったこともあり、「機械が飛ぶことは科学的に不可能」といわれていたものの、主翼をねじることによって制御された飛行を行い、飛行機の実用化に道を開きました。
ライト兄弟が成功したポイントは、当時としてはきわめて高度な科学的視点から飛行のメカニズムを解明し、風洞実験によって得たデータを元に何機かのグライダー試作機を作成し一歩一歩堅実に飛行機の作成を行ったことにあったようです。
研究の初期には、当時の飛行機開発の最先端を行っていたサミュエル・ラングレー教授から研究資料の提供を受けたこともあるそうです。
しかし、世間は冷たく、「空気よりも重い機械を用いた飛行の実用技術の開発者」と裁判所にも認められたライト兄弟を待ち構えていたものは、栄光とは程遠いものでした。
これは、兄弟の成功の前に、2度、兄弟も教えを請いたサミュエル・ラングレー教授の飛行機「エアロドローム」は飛行テストを実施したのですが、どちらも機体は飛び立つ事無く川へ転落し、スミソニアン協会会長の地位にあり、アメリカ政府援助のもと主導した実験の失敗はラングレー晩節の評価を地に堕としたのです。
その後、ライト兄弟が飛行実験を成功させることが、ライト兄弟とスミソニアン協会の間に溝をつくったのです。
ライト兄弟の成功と飛行技術に関する特許取得は、飛行機が兵器として注目されていた事もあり、争いや妬みの対象になりました。
特に協会は、兄弟にあからさまな敵意を向けました。
協会は、民間人であるライト兄弟の偉業を決して認められず、スミソニアン博物館航空史に「ライトフライヤー号」の一切を展示されませんでした。
さらに、何かとライト兄弟と特許に関して係争が生じます。
これは、ライト兄弟の初飛行成功の後に、飛行実験を成功させ、スミソニアン協会年次報告に「初めて飛べる飛行機を作ったのはラングレー」との声明を発表したのです。
その実験結果をもって、「エアロドローム」を人間を乗せて飛行可能な世界初の飛行機と表示してワシントン国立博物館に展示したのです。
しかし、この「エアロドローム」は、実験の時には、35箇所もの改造が加えられており、もはや全くの別物の飛行機だったのです。
既に兄を亡くしていた弟オーヴィル・ライトは、当然抗議します。しかし、協会は一切無視しました。
それどころか年次報告に執拗なまでに声明文を繰り返し掲載したのです。
そのせいで、一般にも世界初飛行に成功したのはラングレーだと思い込む者が増えました。
陽の目を見る事なくマサチューセッツ工科大学の倉庫に保管されていた「ライトフライヤー号」に思わぬ申し出が届きます。
ロンドンの科学博物館が展示したいとオーヴィル・ライトに希望を寄せられたのです。
オーヴィルはロンドンからの申し入れを受諾し、1928年「ライトフライヤー号」はイギリスに渡ったのです。
そして、イギリス旅行に来たアメリカ人は驚きました。
何故「ライトフライヤー号」がこんなところにあるのか?
それはやがて世論となり、スミソニアン協会もいつまでも無視するわけにはいかなくなります。
協会は、オーヴィル・ライトと面談し「ライトフライヤー号」をアメリカに戻す様要請します。
れに対するオーヴィルの条件はただ“歴史を正しく修正する”事だけでした。
協会は、妥協点を見出そうとしますが、オーヴィルは決して譲らず、1942年ついにスミソニアン協会は、ライト兄弟の偉業を認め、声明を発表し、歴史を正しく修正”し、ライト兄弟に陳謝ました。
これを受け入れ、オーヴィルは「ライトフライヤー号」をアメリカに戻す事に合意したのです。
その後、第二次世界大戦などの混乱もあり「ライトフライヤー号」がアメリカに戻ってワシントン国立博物館に展示されたのは1948年12月17日、初飛行成功45年後の同日、12月17日でした。
盛大な展示除幕式が行われたが、そこにオーヴィル・ライトの姿は無かった。なぜなら、同年1月30日に彼はこの世を去っていたからです。
ここからは、ホームページ更新情報です。
http://homepage2.nifty.com/SON/index.htm
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