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新聞記事と著作権について。

新聞記事と著作権について。

 こんにちわ。呟き尾形です。

 今回は、新聞記事や、雑誌に掲載されている時事問題について記事の著作権はどうなっているのか?
 ということについて書きたいと思います。
 著作権法においては、下記のようになっています。
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(第39条)  新聞,雑誌に掲載された時事問題に関する論説は,利用を禁ずる旨の表示がない限り,他の新聞,雑誌に掲載したり,放送したりすることができる。同様の目的であれば,翻訳もできる。

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 となっています。


 つまり、原則、新聞社や出版社が、自社の記事が著作物として、社会貢献するべきではないと考えない限り、利用を禁じることはありえないはずです。

 しかし、新聞社や出版社はこう考えるそうです。
 今日においては、すでにコンピューターを中核とする情報処理も現実化しており、新聞の収集した情報は国民大衆にさらに身近になり、いっそう活用されるものと期待されるそうです。
 ですから、このような視点で考えると、新聞の得た情報が営利を目的として無断で利用されることは、その社会的、文化的、経済的価値が著しく損なわれることを意味していると、新聞社や出版社は考えるそうです。
 まぁ、考え方は立場でかわりますので、どう考えようが勝手ですが、著作権法の精神は別です。
 日本における著作権法の精神、つまり、著作権法の目的は、著作物を社会に活用しつつ、著作者の権利を守るというものです。
 新聞や出版社の記事というものは、そもそも、その情報を多くの人に知ってもらう事を目的としています。
 それを自分以外の存在がコピーすることは、「著作権法の精神に照らして到底認容しがたいものといわねばならない」と考えるのは、著作権法をなにか誤解されているように判断せざるを得ないわけです。
 そんな誤解をしているからこそ、下記のようなことがいえるわけです。

・いかなる報道写真も自由利用が認められない。
・報道記事の大半は、著作権を有する。
・編集著作物も有する

 ゆえに、企業が部課単位で当該企業に関連ある情報の収集や分析のために記事、紙面を複製するなどの行為ないし、団体が会員サービスの一環として記事、紙面を複製、これを無断で配布したりするなどの行為は著作権の侵害である。
 と考えているそうです。

 で、最近の紙面における記事は背景説明の伴った解説的なもの、あるいは記者の主観、感情等を織り込んだ記事が多いそうです。
 また、紙面の編集を含めた紙面構成上も高度な創意・工夫がはかられており、独創的な紙面づくりが行われているのが実情だと感じているそうです。

 まぁ、常識的にいえば、新聞は、可能な限り客観的な事実を伝えるという、パブリックなことをその価値としているはずでした。
 しかし、著作権をめぐる主張を見れば、いつの間にか、記者の主観や感情の表現という私物化がなされたそうです。
 新聞記事に著作権があるという主張は、すなわち、新聞記事の私物したということです。
 つまり、立場と主観によってゆがめられた新聞報道であるということがいえるわけです。


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