格差社会の正当化は詭弁です(小泉内閣メールマガジン)
小泉内閣メールマガジン【小泉内閣メールマガジン 第232号】就任以来5年を読んだ感想を、小泉内閣に送信した内容です。
★★★ここから★★★
> 最近、格差についての議論をよく耳にしますが、格差というのはどの時代
>でもどの国にもあるものです。
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格差とは、同類のものの間における、価格・資格・等級・水準などの差です。
たしかに、格差というものはどの時代、どの国であることでもあるものです。
が、だからといって、格差があって「かまわない」ということにはなりません。
上記の論理は、交通事故というものは、どこにでもあるのだから、交通事故があってもかまわない。といっていることと同意です。
さて、格差社会ですが、これまで、あまり議論されていないことでした。
それはなぜだと思われますか?
それは、実際には、格差社会になることで、
「一人ひとりが持てる力を発揮できない社会」
「努力が報われない社会」
になったからです。
それは、
総務省が発表した、消費支出、3カ月連続マイナス(3月の家計調査)がしめしていると判断可能です。
おそらく、企業が儲かって、労働者は儲からない仕組みになってしまったとおもわれ、貿易による景気回復で、それが肝心要の日本の消費者に景気が反映されないということです。
これでは、努力が報われません。
また、現代の日本は、刹那的に今だけをみて、未来に不安を抱えながら生活しているともいえるようになっていると判断せざるを得ません。
もし、これが、努力の差による結果の差なら、格差とはいわれません。
しかし、日本は、お金を持っている人だけが優遇されている社会になっています。
それが、現実の日本の社会であり、格差について議論されている社会的背景だと判断せざるを得ません。
この格差を無くすことができるのは、政治です。
ですから、行政を仕切る人が格差を肯定する事は、政治のプロ意識の喪失であるといわざるを得ません。
このように、一人の日本の主権者である私は判断します。
★★★ここまで★★★
格差がなくすように日々努力することが政治の目的ではないでしょうか?
たしかに、人類の歴史上、古今東西、格差がなかった時代はありません。
が、だからといって、格差の正当化にはなりません。
もし、格差がなかった社会はないから、今も格差があっていいのだという理屈がなりたつのなら、交通事故が現代日本に交通事故がなくならないから、交通事故はあってもいいのだ。
という理屈が成立していまいます。
賢明な方なら、この理屈のおかしいところにお気づきだとは思います。
そうです。
単純に、本末転倒なだけなのです。
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