裁判員制度への質問状　１７　理由を示さない不選任請求って何ですか？: 呟き尾形の雑記帳

裁判員制度への質問状　１７　理由を示さない不選任請求って何ですか？

裁判員制度への質問状　１７

　裁判員制度について、理解するために調べたところ、下記のような疑問がでてきました。
　一見とっぴょうしもない疑問だとは思います。
　しかしながら、冷静に実際に運用すれば、それほど特殊な条件でもなく、充分に現実にありうるとはおもいます。
　疑問とともに、私なりの私見を加えて書いてみました。
　すでに、メールにて、
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/iken.html
　へは送信し、法務省へも送付する旨の返信は返って来ました。
　実際、検討されるかどうかはわかりませんが、もしよろしければ、この記事を読みながら、疑問について考えていただければ幸いです。

　ちなみに、私の感じる、裁判員制度の問題点はこちらです。
https://son.cocolog-nifty.com/tetugaku/2005/02/post_19.html

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Ｑ・　裁判員の選任手続きにおいて、場外される条件の一つとして、理由を示さない不選任請求を受けたものというのは、どういうことですか？

　まぁ、調べてみたんですけどね。
「公平さについての不適格事由、理由を示さない不選任請求」
　なんてありまして、なんでも、公平な裁判を実現するために、当事者が、いろいろ申し立てなどが出来るそうです。
　で、その申し立てというのが、不公平な裁判をするおそれのある者を裁判員の職務から排除する制度があるそうですが、これがまた、不公平なことに、それぞれ４人まで理由を示さずに不選任請求することができるそうなんだそうです。

　ええ、正直よくわかりません。
　何を根拠に「不公平な裁判をするおそれのある者」とするんでしょうね？
　それも理由もわからず、不選任請求されるわけですよね？
　逆をいえば、特に理由がなくとも、ないし、テキトーな理由をつけて、「不公平な裁判をするおそれのある者」とされちゃうわけですよね？

　たとえば、法律のことをよく知らないやつだから、「不公平な裁判をするおそれのある者」だと言いがかりをつけることもできるわけですよね。
　あるいは、勘違いや間違いや誤解かもしれません。
　基準も不明確だし、一般市民には、よくわかりません。

疑問リスト

　
　公判や評議中に、重くない病気（風邪など）ではあるものの、一般的に仕事を休むような症状のときは、どうなるのですか？

　仕事が忙しいものの、裁判所が辞退を認めず、それによって、損害が生じたとき、裁判所はどのような補償をする用意があるのですか？

　結婚式と裁判員である期間が重なったときはどうするのですか？

　経営者が裁判員になり、何日も裁判によって休んだときに、顧客に仕事を断られてしまった場合、どうなるのですか？

　投資家が裁判員になり、株取引が出来なくなってしまった場合はどうなるのですか？

　裁判官や法律の専門家が裁判員になることはあるのですか？

　妊婦の女性が裁判員に選任されるのですか？
　また、選任されたとして、辞退は可能ですか？

　裁判員に選任されたあとに、重いケガや病気にかかったときはどうなるのですか？

　健常者以外の方が裁判員になったとき（盲目、難聴など）の用意は万端ですか？