政治的な失敗とは、国民が貧しくなることです(小泉内閣メールマガジン)
小泉内閣メールマガジン【小泉内閣メールマガジン 第232号】就任以来5年を読んだ感想を、小泉内閣に送信した内容です。
★★★ここから★★★
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大変なご苦労をされた方々もいらっしゃる
わけでありますが、そういう国民の皆様の5年間の忍耐強いご協力によって
成果を出すことができたと思います。
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大変な苦労をされている人は、未だ大変な苦労をしており、現在出ている政策からは、これからそれが楽になる、ないし報われる兆しが見えません。
さらに、景気回復とされている中、消費は少なくなっています。
単純に経済の空洞化が進んでいて、肝心要の日本国民が景気回復の恩恵をうけないのでは、政治は失敗といわざるを得ません。
政治的な成功とは、国民が豊かになることです。
政治的な失敗とは、国民が貧しくなることです。
私の評価は、後者です。
★★★ここまで★★★
社会は何かだけ独立して成立する事はありえません。
自助の限界を、互助が補い、互助の限界を扶助が補う。
これは、上杉鷹山という改革を成功させた人物の改革のスタンスであったと私は解釈しています。
逆をいえば、扶助は、互助を前提とし、互助は自助を前提とする。
ということだといいえると認識しています。
ですから、自助、扶助、互助というものが、それぞれ、独立しているというわけではありません。
しかし、小泉改革は各自の努力、すなわち自助が独立しているという考えのもの、見事に、自助、互助、扶助による助け合いの仕組みを破壊してしまったのです。
たしかに、形骸化した規制は、規制緩和という形で改革に必要でした。
しかし、そもそも何のために規制があったのかを考慮しせず規制緩和をしてしまったために、そのしわ寄せがだれかにいってしまう改革になってしまったのです。
つまり、扶助のはずの規制が緩和され、互助で補いきれない部分が、本来扶助によって、行うべき部分を、自助へ負担をまわしたわけです。
現在の日本国民が抱えている不安は、「助け合い」という社会システムの崩壊によるものです。
さらに、現在の小泉政権発足当時は、痛みを伴う構造改革を行うというキャッチフレーズでしたが、そのキャッチフレーズは、景気回復という目的をもち、その景気回復とは、庶民のためのものであるという暗黙の前提があってこそだといえるでしょうし、小泉政権の人気の核ともいえたはずです。
つまり、多くの人は「改革すれば、(私たちの)生活は楽になる」と考えていたはずです。
が、これは、単純に小泉政権に利用されてしまいました。
実際、小泉政権による改革をそのまま実施すれば、するほど、生活がくるしなるような政策しか出てきません。
たとえば、サラリーマン増税はしない。といいながら、特別減税をなくす。
など、言動の不一致が代表されるものです。
ただし、このような言動の不一致政権を選んでしまった。
という責任の取り方が民主主義の主権者が取らざるを得ない責任なのだとは思います。
社会を住みやすくするのも、住みにくくするのも、民主主義国家においては、主権者の責任だということになるのが、辛いところです。
だからといって、政府に一切責任がないということにはなりません。
政治的な失敗があれば、無理な正当化などせず、失敗を認め、失敗から学び、改善する。
それが政治的な責任の取り方だといえるでしょう。
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