裁判員制度への質問状 1 裁判員の安全
裁判員制度について、理解するために調べたところ、下記のような疑問がでてきました。
一見とっぴょうしもない疑問だとは思います。
しかしながら、冷静に実際に運用すれば、それほど特殊な条件でもなく、充分に現実にありうるとはおもいます。
疑問とともに、私なりの私見を加えて書いてみました。
すでに、メールにて、
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/iken.html
へは送信し、法務省へも送付する旨の返信は返って来ました。
実際、検討されるかどうかはわかりませんが、もしよろしければ、この記事を読みながら、疑問について考えていただければ幸いです。
ちなみに、私の感じる、裁判員制度の問題点はこちらです。
https://son.cocolog-nifty.com/tetugaku/2005/02/post_19.html
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Q・裁判員になることで、逆恨みされた場合はどうなるのですか?
裁判には出るので、住所、氏名がわからなくとも、裁判に関係ある人と傍聴人に顔
をみせることになりますので、可能性は否定できません。
とくに、裁判員が加わる裁判は、社会的に重要な事件だとされています。
具体的にいえば、殺人事件や、危険運転、強盗殺人、強盗致死傷、強盗強姦、強盗
強姦致死、現住建造物等放火などの裁判です。
良識をもってすれば、ありえない事件がほとんどです。
となれば、良識を前提にして考えれば別ですが、被告も考えられますが、被害者の遺族に逆恨みだって考えられます。
考えすぎ?
でも、重要な事件であり、特殊な事件であるだけに、裁判員のその後の安全が保障って考えなくていいのでしょうか?
だって、殺人事件や、危険運転、強盗殺人、強盗致死傷、強盗強姦、強盗強姦致死、現住建造物等放火などの事件を裁く裁判なのですから。
違反者には罰則を。以外の保障(保護プログラムとかですね)が欲しいです。
裁判員ないし、元裁判員が被害を受けてからじゃ、遅いのですから。
なんにしろ、なにもおこらないことをいのります。
くわばら、くわばら。
と、疑問だけあげても、仕方が無いので、私だったらこんな対策を立てます的な提案もあわせて行いたいと思います。
まず、現裁判員、元裁判員リストを作成し、そのリストに基づき、警察のパトロール強化区域をつくることです。
治安というものは、監視の目があると良くなるものです。
極端な話、アルバイトに警官の制服を着せて歩かせるだけで、治安は良くなります。
治安改善の促進と、現裁判員、元裁判員が保護される。
一石二鳥です。
え? 現裁判員、元裁判員リストが情報漏えいしたらどうするのか?
それは裁判所の責任です。裁判所様ですから、そのくらいの責任持つでしょう(笑)
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他の疑問は、また後日
疑問リスト
万が一、専門家に法律のことを知らないために馬鹿にされた場合どうなるのですか?
絶対していけないことであれば、それをしたとき、それなりの処罰があるはずです。
マスコミにしつこく質問、かつ狡猾に質問されて、結果的に秘密が漏れてしまった場合、マスコミに責任はないのですか?
裁判員に対して,その仕事に関して頼み事をする行為というのは、マスコミのインタビューも含まれますか?
裁判員になり、守秘義務をまもりつつも、裁判員であることを隠して、裁判についての個人的意見を述べる事は禁止されますか?
自分が裁判員であることを、自分の意思で言うことに、なんら問題はありませんか?
評議のとき、裁判員がメモを取る事は許されますか?
そのメモが不慮の事後により、外部に流出したときはどうなるのですか?
裁判員や裁判員であった、親族以外の大切な人(恋人や友人)を脅した場合は処罰されないのですか?
直接秘密は守ったが、言葉の端々から、憶測や推測がたまたま当たっていて、結果的に秘密が漏れてしまったような形になった場合はどうなるのですか?
「評議」を決めるとき、全員一致なのか、多数決であったのか? ということについては明確にされるのですか?
出張などにより、外国にいた場合、裁判員は辞退出来ないのですか?
評議の期間中に、ストレスによって何らかの病気にかかったときはどのような対処になるのですか?
裁判員に選ばれた人が失踪中、ないし連絡が取れなかった場合はどうなるのですか?
地震などの天災による災害による、被害を理由に裁判員を辞退する事はできないのですか?
評議中、裁判官の説明が難しすぎて、どうしても理解できないときはどうするのですか?
評議中、裁判官の説明が、丁寧であっても、一般常識的な単語の意味と法律用語の
意味の違いによって、まったく異なる文脈になることが予想され、それによる、誤解が生じる可能性についての対策は立てているのですか?
「例:悪意など」
信じられないところから、個人情報が漏洩する時代です。万が一、裁判所から個人情報が漏洩した場合、裁判所はどのような責任をとるのでしょうか?
裁判員の選任手続きにおいて、場外される条件の一つとして、理由を示さない不選任請求を受けたものというのは、どういうことですか?
公判や評議中に、重くない病気(風邪など)ではあるものの、一般的に仕事を休むような症状のときは、どうなるのですか?
仕事が忙しいものの、裁判所が辞退を認めず、それによって、損害が生じたとき、裁判所はどのような補償をする用意があるのですか?
結婚式と裁判員である期間が重なったときはどうするのですか?
経営者が裁判員になり、何日も裁判によって休んだときに、顧客に仕事を断られてしまった場合、どうなるのですか?
投資家が裁判員になり、株取引が出来なくなってしまった場合はどうなるのですか?
裁判官や法律の専門家が裁判員になることはあるのですか?
妊婦の女性が裁判員に選任されるのですか?
また、選任されたとして、辞退は可能ですか?
裁判員に選任されたあとに、重いケガや病気にかかったときはどうなるのですか?
健常者以外の方が裁判員になったとき(盲目、難聴など)の用意は万端ですか?
骨折などのけが人は、裁判員を辞退できるのですか?
裁判の結果に対して、裁判員の評価を記事にすることは可能ですか?
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白い時計塔のある村
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コメント
初めまして。裁判員制度に徹底的に批判を加える者です。
裁判員の個人情報は、まず間違いなく「漏洩する」と考えてください。何しろ、少年事件の被告人の実名が2chなどを通じてネット上に流出しているのは「半ば常識」(それでもっ法律上は流出してないことになってますが)。裁判員制度でも同様のことは必ず起こります。
まずは、裁判員になった事情を知る人間がその回りにゴマンといるということ。そのうち一人でもインターネットに情報を流出させれば、その情報は瞬く間に全国に広がります。情報流出の発信元が事実上匿名で投稿できる「マンガ喫茶」だったりすると、追跡調査もほぼ事実上不可能です。
もう一つ。大手メディアがその資金力と権力をバックに、裁判員を尾行して個人情報を調査する可能性です。実は、調査行為自体は何と「違法ではない!!」。ですから、大手メディアにとって「有用な情報」と判断すれば、裁判員を尾行する可能性は十分に考えられます。
投稿: 高野 善通 | 2005.11.16 21:01
こんにちわ。呟き尾形です。
コメントありがとうございます。
>裁判員制度でも同様のことは必ず起こります。
そうですね。おそらく、かなり高い確率で起こりうることだと私も予想はしています(正直、絶対とほぼいえるくらいです)。
また、マスコミによる取材や調査も同様に問題になるかとは思います。
それだけに、それらを規制したり、出来なくするような制度にするべきで、それが出来ないなら、「するな」
というのが、個人的な見解ですし、既に上述したとおり、それらは、不可能な状態です。
つまり、私も裁判員制度には反対です。
理由は、個人的には裁判員制度は不合理であり、目的に対して方法がミスマッチな制度であると考えています。
法律の専門家以外の意見を取り入れたいなら、それこそ意見を随時公募するほうが、ずっと合理的で効果的と考えます。
投稿: 呟き尾形 | 2005.11.16 22:30