民営化のリスク
民営化のリスク
こんにちわ。呟き尾形です。
選挙による権謀策術が、世間を騒がせておりますが、とりあえず、争点でありながら、内容が議論されていない、郵政民営化そのものに、私見を述べようと思います。
さてさて、私は、そもそも、なんで郵政民営化が必要なのかわかりません。
とりあえず、巷でいわれているのは、郵政民営化の理由は単純明快で、税収は約44兆円、歳出は約82兆円という赤字を解消するための方法だそうです。
だったら、増税すればいいだろうが、そうもいかない。
となれば、歳出を減らす手立てとして郵政民営化という名の、郵便局の切り捨てという選択肢が発生するわけです。
すると、郵政事業予算や公務員の給料がおよそ、10兆円単位で減る理屈になるはずです。
とりあえず、大まかな理由はこの通りです。
もちろん、この理屈は、民営化をきっかけに、人件費やら経費がスッパリ、国が負担しない。
(不良債権ともいえる)特殊法人などへ貸し出している資金の回収がきちんとできる。
これから貸し出すお金も、特殊法人だからといってえこひいきしない。
などができれば、問題はないはずなのですが、私が知っている限り、むしろ、郵政民営化による負担が増えるだけのように思えてなりません。
将来的に、民営化による改革がなされるであろう。
という考えならば、「郵便局を民営化すればすむ」という法案だと判断せざるを得ませんし、そもそも、郵政民営化は、郵便業務の切り捨てであり、その受け皿が、民間であるという事になります。
まさに、日本の農政における、減反政策のあつかいを連想させられます。
補助金を出すから減反するように、農家に半強制的に指導しておきながら、補助金の負担が大きくなりすぎたから、補助金出さないから、スキにしていいよ。
という政策をとっています。
下記は私の印象です。
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あとは、各農家で創意工夫してガンバッテ。
ほら、だいたい、民間ってそーゆーもんでしょ。
あ、そうそう、一応、食育やって、国内農産物の需要を増やすつもりだよ。
え? 具体策? そりゃ、現場の人が専門だからそれをやって。
支援? ないよ。だって、お金ないもん。
郵政民営化して、まるなげしても赤字はなくならないんだよ。わかってる?
キミタチ
だいたい、農家だって、民間だし、法人になって、ガンバッテよ。
という、自分の都合は押し付けるが、実質的な協力はしない。おそろしく無責任でいい加減なものです。
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これと似たようなことが、郵政民営化によって、郵便局にもなされるわけですから、さぁ、大変です。
とりあえず、郵政民営化の議論を見る限り、民営化のリスクを甘く見ています。
民間の企業がなぜそこまで一所懸命になるのか。
それは、倒産というリスクを負っているからです。
しかし、郵政民営化の大前提として倒産させないことを前提にしていますし、さらにいえば、法律で保護しようとしています。
これでは、形骸化した民営化であって、倒産というリスクを負わない民営化はむしろ害であり、民営化による効果は期待できないといわざるを得ません。
じゃぁ、郵政民営化に替わる代案は何か?
簡単簡単、公務員の給料の算出方法を変えればいいだけです。
年功序列は時代遅れであることは周知の事実。
が、公務員は法律を盾にそれを死守しています。
が、法律は、神様が決めたものではなく、そのために国会があるのです。
公務員の給与制度を能力主義に変えるだけで、郵政はもとより、いわゆる「官」そのものが実質的な民営化されたも同然になるでしょう(笑)
公務員は、倒産しないだけありがたいと思わなくちゃいけないんじゃないかな。
民間は、常に倒産のリスクを背負って、それに支えられているんですから。
ヾ(@^▽^@)ノ (☆o☆)キラキラ 。(*^ε^*)oにんまりぃ♪
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