食育の推進についてを読んだ感想
小泉内閣メールマガジン第197号】食育の推進についてを読んだ感想を、小泉内閣に送信した内容です。
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● 食育の推進についての感想です。
正直、食育基本法の記事をよみましたが、よく判りませんでした。
また、「食生活は本来、個人の判断と選択に委ねるべき」としておきながら、個人の食生活を非難だけしておいて、行政の怠惰について触れないこと、効果的な方法論が提示されないことに強い不快感を感じます。
いつも感じることですが、誰のための法律か、考えていないのではないでしょうか?
食育基本法は、国民のための法律なのでしょうが、国民が置き去りにされています。
根本的に勘違いされているように感じます。
行政という視点において、問題解決を計るつもりがあるなら、行政の問題点を自覚してからでないといけないということです。
その点に一切ふれていないということは、一切自覚がないということであり、問題の原因を把握していない対策だと判断せざるを得ません。
となれば、結果的に税金の無駄遣いだということになります。
基本的に、食育には賛成ですが、いつもいつも、現場の声の無視の上に、机上の空論による対策ではいつまでたっても、問題は解決しません。
食育を効果的に成功させたければ、国民の食生活(国民の価値)において、無理やり政府の価値観をおしつけ、教育しようとするよりも、食育に積極的な企業やら個人を探し出し、それを評価および強力すれば、自然と食育は可能だといえるでしょう。
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さて、そもそも、政府が提案する、食育なる造語はどんな意味なのでしょうか?
政府において、
食育とは下記の通りのようです。
・安全で安心した食品を確保。
・国民の健康と豊かな人間形成。
・食に対する感謝の念。
・子供の食育における保護者、
・教育関係者等の役割。
・食に関する体験活動と食育推進活動の実践。
・伝統的な食文化
・地域産業の活性化
・食料自給率の向上への貢献
というものが含まれているようで、食育基本法は、上記の項目を計画的に推進し、健康で豊かで活力ある、国民生活を実現させようというお話のようです。
で、食育基本法の概要として、
1)学校や保育所、施設等の食育推進
(まぁ、食育の時間を割くということですね。
子供にさらならる負担をかけるということです)
2)家庭における食育推進
(まぁ、家族で話し合えということですね。
仕事に忙しい両親と勉強に忙しい子供はどう
やって時間をつくるのでしょう?)
3)地域における食育推進
(2を実施する知識の教育だと思われます。
でも、忙しい時間を割いてまでこの教育を
うけるほど、食育に魅力を感じる人は、
どれだけいるでしょう)
4)食育推進運動
(よくわかりませんでしたので、コメントできず(笑))
5)生産者、消費者との交流の推進
(そもそも、消費者が興味をもっているのでしょうか?
興味を持っていれば、こんなことをしなくても交流
しているのでは?)
6)食文化の継承の為の活動への指示
(個人の価値観に口出しするということですね。
迷惑です)
7)食品の安全性、栄養その他の食生活に関する調査、研究、情報の提供、国際交流の推進
(まぁ、本来、ここが行政のしごとなのでしょうけど)
というものがあるようです。
じゃぁ、食育基本法が法的化制定されるとどうなるのでしょうか?
政府は語ります。
子供達、地域、高齢者の食事の育成が、検討されます。
生産において、何が使用(化学肥料や加工作業工程)されたか開示されるそうです。
まぁ、反対する余地もないことですが、腹立たしいのは、国民の食生活に介入しようとする理由が、
・国民の不規則・不健全な食生活
・国民の生活習慣病の増加
・国民の食の安全性に対する信頼の低下
など、ぜーんぶ、国民に責任があるかのようないいぐさが、腹立たしく感じます。
行政に落ち度については、一切語られていません。
が、そもそも、”国民の不規則・不健全な食生活”と”国民の生活習慣病の増加”というものは、食生活が原因というよりも、そうならざるを得ない環境なんじゃないかなぁ。
と思います。
両親の長い労働時間、子供の塾通い、親も子供も忙しすぎて、たまるのはお金どころか、ストレスと負担ばかり。
そんなことでは、家庭のダンランなんて保つのが難しいのです。
さらに、そこに食育という負担をかけるのは本末転倒もいいところです。
そもそも、その原因は、国民にバシバシ負担をかける行政に責任があるんではないかなぁ。
と思うわけです。
でも、それには一切ふれていないというのは、わざとなのか、本気で気がついていないのか・・・。
ヾ(@^▽^@)ノ (☆o☆)キラキラ 。(*^ε^*)oにんまりぃ♪
白い時計塔のある村
Σ( ̄□ ̄;) (?ロ?ノ)ノ (◎-◎) (゜◇゜)~ガーン
政治について、意見があるときは、下記のサイトに言うのも一つの手かもしれません。
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コメント
はじめまして。トラックバックをいただきました、ザ大衆食のエンテツです。
いやあ、食育についてのご意見、スゴイうまいまとめ方で、なにも言うことありません。
私が強く感じたのは、そのことではなく。私は、自分の思ったことを思いつきでギャギャギャギャと書くだけで、どうもこのように小泉さんにもわかっていただこうというような、ていねいな思いをこめた書き方はできないもので、ただただ自分のガサツさ、いたらなさを反省した次第であります。いつも反省しては酒を飲んで忘れ、進歩がないのですが……。
いろいろ勉強させていただきたく思います。これからも、よろしくお願い致します。
投稿: エンテツ | 2005.07.21 22:14
こんにちわ。エンテツさん。呟き尾形です。
コメントありがとうございます。
その上、
>いやあ、食育についてのご意見、スゴイう
>まいまとめ方で、なにも言うことありません。
とのお褒めの言葉、ありがとうございます。
ところで、私は、「自分のおもった事を書く」というのは、とても重要だと思います。
なぜなら、政治において、沈黙は政治に都合よく利用されるからです。
このように、blogなどを通して、さまざまな意見をいけるのは、私にとっても重要な財産ですし、エンテツさんのblogの記事はとても参考になりました。
ありがとうございます。
投稿: 呟き尾形 | 2005.07.23 07:55