空の向こう側-6頁
「自分の目で確かめてみれば?」
さとる君は、びっくりしてその声の主を探すと、ドブネズミがいつの間にか横に座っていました。
「え、き、きみ、ドブネズミ? いま、なにをいったの?」
さとる君はドキドキしながら、ドブネズミに聞きました。
さとる君の様子に、ドブネズミはがっかりしたように立ち上がりました。
「なんだ、そんな気持ちは無いのかい? それじゃ、もう行くね」
「あ、まってよ」
さとる君は、あわててドブネズミを引き止めます。
ドブネズミはゆっくり振り返って、さとる君にいいました。
「考えたいだけなら、私は邪魔しない。
でも、自分の目で確かめる気持ちがあるのなら、手を貸すよ。」
Comments
ドブネズミが登場するときの背景はどんな感じなのがいいんでしょうね。
ドブってのも変ですよね。
Posted by: 野狐禅 | February 05, 2005 09:08 PM
ドブネズミは水を怖がらない性質で、どこででも生息できるらしいんです。
なので、草原に居てもおかしくはないのかなぁと考えています。
とはいえ、主人公の少年がどこで空を見ているのかによりますよね。
私は、広場とか、原っぱとかを想定していたのですが、野狐禅さんは、どこで見ていると思っています?
Posted by: Megu | February 05, 2005 10:18 PM
このページの前に野良犬が登場しているから、そうそう人里離れた場所でもおかしいし、蛙もいるのだから水辺の近くであったほうがよいですよね。猫も、まあたいていは人家の近くに住むでしょう。
というわけで、金八先生のオープニングに出てくる土手みたいなところを考えましたが、川は後から出てくるしこの場ではまだ登場させない方がいい。
となると、田んぼとか小川とか、わりと家の近所みたいな感じがいいのかなとも思います。それだとドブもあるでしょうし。
でも、絵にするのは難しいかな?
それより、これ、コメント書いてもみなオクに飛ばないよ。
テストじゃうまくいってたみたいですけど。
Posted by: 野狐禅 | February 06, 2005 01:22 AM
コメントがみなおくに飛ばないのは、ライターのアドレスにコメントが飛ぶことになっているようです。
で、インフォシークのフリーアドレスで、FREE MLのアドレスに転送できないことが発覚。理由は、転送拒否されるケースが多発しているからだそうです。
で、面倒かもしれないけれど、コメントを手作業で送信。
というのが当面の運用になりそうです。
Posted by: 呟き尾形 | February 06, 2005 06:58 PM