空の向こう側-16頁
大きな空のずっとずっと向こう側。
大きくなったさとる君は、月にいました。
そうです。
さとる君は、空の向こう側に行く為に、宇宙飛行士になったのです。
さとる君は、吸い込まれそうなほど暗い世界で、キラキラと瞬く星々を見ていました。
そして、その小さく見える星たちを背にして、地球を眺めました。
心の中で、ドブネズミに話しかけます。
「月(ココ)から見ても、境界線なんて見えないね。
近くから見ても遠くから見ても、やっぱり境界線
なんて僕には見えないよ。
君は地図を片手に、どこまで探しに行ったのかな」
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宇宙から地球を見た宇宙飛行士の言葉
私たちがいる周回軌道上という眺望のよい地点からは、国境がなく、平和と、美と、壮麗さに満ちた地球の姿が見えます。そして私たちは、人類が一つの全体となって、私たちがいま見ているように、国境のない世界を想像(イマジン)し、平和の中で一つになって生きる(live as one in peace)ように努力することを祈ります。(ウイリアム・マックール)
http://www.yorozubp.com/0303/030304.htm
より引用。
Posted by: 野狐禅 | February 05, 2005 09:06 PM