カテゴリー「原発ニュース」の17件の記事

IAEA

●IAEA
 2007年7月18日。
 IAEAのエルバラダイ事務局長は柏崎刈羽原発の事故調査で協力の用意があると発表しました。
 エルバラダイ事務局長は記者団に「IAEAは、日本に協力して国際チームを派遣し、(刈羽原発の)事故を調査し、そこから必要な教訓を引き出す用意がある」と述べたそうです。
 そのうえで、「日本の当局からは情報を得ている。今回の地震は、東電がすでに指摘しているように、発電所の設計時に想定した以上に強い規模だったことは明らかだ」述べたそうです。
 エルバラダイ事務局長は、原子炉の構造は損傷を受けていないが、日本がこの件について徹底的な調査を行うことは必要だとの見方を示したそうです。
 事務局長は「原子炉の構造またはシステムが損傷を受けたというわけではないが、日本が原子炉の構造やシステム、部品を徹底的に調査し、この地震から必要な教訓を引き出すことが必要だ」と述べたそうです。
 また「日本がこの調査で透明性を保つことを望んでいるし、またそうすると信じている」と付け加えたそうです。
 IAEAには、自力で原発事故に対応できない途上国などを、IAEAや加盟国が援助する「原子力事故援助条約」がありますが、先進国の日本は、この条約に基づく援助の必要はなありません。
 しかし、エルバラダイ事務局長は、設計の想定を上回る揺れがあった今回の地震を「国際的な教訓」と位置づけ、事故情報を共有して、原発の安全性確保に役立てたい考えのようです。
 IAEAは、1999年に作業員2人が死亡した茨城県東海村の臨界事故の際も調査団を派遣しています。
 
 調査の依頼文書は、当初、首相、官房長官のほか、文部科学、経済産業、国土交通、防災担当の各大臣宛てにおくられましたが、政府は既に、IAEAの調査受け入れを当面見送る方針を示していました。
 これに対し、泉田知事は「事故は国民に大きな不安を与え県内にも風評被害を及ぼしている」と指摘し、文書の中で「国民の不安を早期に払しょくするためにも一刻も早く調査を受け入れるように」と要請したそうです。

 その甲斐あってか、後日、23日、方針が一転し、
 当時の官房長官の、元塩崎官房長官は、受け入れ問題に関して「IAEAから、国際協力の観点から共同調査の申し入れがあった。日本としても、情報協力という意味も込めて、速やかにIAEAと具体的な協議をして、受け入れに向けていきたい」と述べたそうです。
 その上で「世界で地震が起こり得るところはいくらでもあるわけで、安全確保に努めるために協力するという意味で、IAEAと日本が協力してこの調査の中身をよく吟味していくことが大事だ。IAEAとしっかりと協力しながら、一緒に調査をしていく」と語ったそうです。
 さらに、経済産業省原子力安全・保安院は、新潟県中越沖地震で被害を受けた東京電力の柏崎刈羽原発へのIAEAによる調査を受け入れる方針をけっていしました。
 調査団の受け入れ時期や調査内容については、今後、IAEAと協議するそうです。
 これにより、IAEAが調査団を日本に派遣し、経済産業省原子力安全・保安院との合同調査に入ることになり、2007年8月6日から5日間、現地で活動する予定になりました。
 関係筋によると、調査団は、フィリップ・ジャメIAEA原子力安全施設部長を団長に、IAEAの原子力安全局の安全評価部門に所属する地震対策専門家ら2人に加え、米国や欧州の専門家ら3人の計5人となる予定で、国際原子力機関(IAEA)の専門家6人で構成する調査団が5日朝、来日しました。 IAEAのフィリップ・ジャメ原子力安全施設部長は成田空港で「すべての原子炉を見て情報収集し、事実を確認して世界で共有できる教訓にしたい」と語ったそうです。

 IAEAの調査団は、2007年8月5日に来日し、6日から9日まで現地調査を行い、10日に東京で保安院などと意見交換し、その後、8月11日に帰途に就きました。
 その後、IAEAは、調査結果をもとに、報告書を作成し、2007年8月17日に、調査報告書を公表しました。
 報告書は「自動停止装置が正常に作動した」とした上で、「目に見える重大な損傷はなく、被害は予想より軽微だった」などと指摘したそうです。
 また、「地震のレベルは原発設計時に考慮されたものを大きく上回った」としながらも、「フル稼働状態や稼働開始段階にあった原子炉の自動停止装置が正常に作動した」と述べられました。
 この理由として報告書は「設計段階で安全性に余裕を持たせていたため」と分析しているそうです。
 一方、原子炉格納容器や燃料棒などの重要部分については検査が終わっていないとして、詳細な調査の重要性を指摘したほか、地盤破壊や油漏れといった安全に関係しないシステムなどに大きな被害が出たことを確認しました。
 その上で、「中越沖地震の教訓と最新基準を生かした地震安全対策を再検討する必要がある」と強調しました。
 また、「地震による隠れた損傷で、長期的な操業に影響が出る可能性がある」とし、「大規模地震と老朽化の相互作用が、将来の調査計画にとって重要な点となる」との見解を示したそうです。
 ただし、報告書の中では、
 放射性物質を含む水が海に放出された問題で、東京電力から政府などへの報告が遅れたことについて「より敏速に公表されるべきだった」と指摘がありました。
 また、長期的な運転を続けた場合、現時点で顕在化していない損傷が原発の一部に支障を与える可能性があると警告も報告書では明記されていたそうです。
 この警告は、報告書では、現段階では安全と言い得るが、長期にわたって安全であると保障したものではないということの確認であり、原子炉容器や炉心、燃料の詳細な調査などを、今後の必要性を示したものだといえるでしょう。

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原発の耐震性再点検

原発の耐震性再点検

 新潟県中越沖地震の際、東京電力柏崎刈羽原発で設計時の想定を大きく上回る揺れが検知された問題が指摘されています。
 新潟の地震の前に、全国の原発で進めている国の新しい指針に基づく耐震性再点検は検討されており、当初の完了目標は、2010年までの見通しがたっていました。
 しかし、地震をうけ、前倒しが検討されました。
 検討された結果、全国の原発で進めている国の新しい指針に基づく耐震性再点検が、当初計画の2010年まではかかる見通り、前倒しはできないことが、2007年7月18日に分かりました。
 このままでは既存の原発多数が柏崎刈羽と同様の被害の危険がないかを検証しないまま、数年間は運転を続けることになり、安全規制が妥当かどうかの議論があらためて高まりそうです。
、また、総務省は7月30日、経済産業省など関係省庁が電力会社に原発の適切な防災指導を行っていたかどうか、行政評価することを決めたそうです。
 これにより、8月から2008年3月まで調査し、問題点を明らかにして総務相が改善を勧告する見通しだそうです。
 調査対象は経産省のほか、内閣府、厚生労働省など関係10省庁や原発所在地の道県で、資料提出を求め意見聴取するそうです。
 その一方で、総合資源エネルギー調査会の調査対策委員会の初会合が2007年7月31日に、経済産業省で開かれ、新潟県など地元自治体の委員が「(活断層について)東電や国の審査をよりどころにしていたが信頼できない」
 として、徹底した調査を求めたそうです。
 それに加えて、新潟県の斎田英司危機管理監も「東電が安全と言うほど地元は不安になる。電力会社は事実の速やかな公表にとどめ、国が解説、評価するという分担が必要だ」と述べ、「耐震審査指針も抜本的な見直しが必要だ」と訴えたそうです。 
 委員会は地震や原子力工学、危機管理の専門家のほか、地元の新潟県、柏崎市、刈羽村の代表ら計20人で構成されているそうです。
 こうした背景もあってか、原発や原子力施設を持つ電力会社など12社は2007年8月20日、新潟県中越沖地震を受け、昨年改定された原発耐震指針に沿った施設の安全性確認作業の見直し計画をまとめ、経済産業省に提出したそうです。
 各社は東京電力柏崎刈羽原発以外の全原発で、中越沖地震と同じ規模の地震が起きたと仮定し、安全性が保たれるかを検証、1カ月後をめどに同省に報告するそうです。
 必要に応じ原発付近の海や陸で活断層調査を追加実施するそうです。
 
 後日、経済産業省原子力安全・保安院は2008年4月16日、同県柏崎市で調査対策委員会(委員長=班目春樹・東大教授)を開き、「これまでに評価を終えた範囲では、7号機の安全上重要な設備の健全性は保たれている」との中間報告書をまとめたそうです。
 保安院は2008年4月17日、国の原子力安全委員会にこの報告書を提出したうえで、揺れの影響が大きかったとみられる燃料取り換え機や原子炉再循環ポンプのモーター周辺などをさらに詳しく調べるよう、東京電力に追加点検を指示するそうです。
 同原発には7基の原子炉がありますが、7号機は地震後の点検や解析が最も早く進んでおり、点検対象約1330か所のうち約780か所の点検が終了しているそうです。

 原子力発電の安全性に、ミスは許されません。
 それだけ、万が一のミスがあったときの事故による被害が取り返しのつかないものであるのは間違いありません。
 それだけに、慎重で確実な点検を期待したいのと、誰にでもわかる情報公開の仕組みを求めて生きたいものです。
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風評被害対策(柏崎刈羽原発)

●風評被害対策(柏崎刈羽原発)
 「出雲崎の魚はとろけるようにうまい」。
 新潟県知事は、2007年7月22日、午前、同県出雲崎町の出雲崎漁港で水揚げされた魚を試食されたときにそういったそうです。
 これは、地震で一部施設にトラブルが生じた東京電力柏崎刈羽原発から15キロ程度離れた漁港の風評被害という申告な問題に対する対策と思われます。
 新潟県の知事は満面の笑みを浮かべたパフォーマンスとして、魚介類の安全性をアピールしたそうです。 
 そうしたパフォーマンスの裏側で、知事は、2007年7月18日に、東京電力の勝俣恒久社長の訪問時の謝罪を受け、
 「危機管理能力だけでなく、情報伝達に時間がかかっており、強い不安を抱いている」と述べ、これまでの対応を厳しく批判したそうです。
 また、知事は「対応が後手に回り、関係ない地域まで放射能に汚染されているとの風評被害が広がって、県全体として大きな被害を受けている」と指摘もしたそうです。
 県によると、2007年7月16日の地震発生以降、県内での旅館やホテルのキャンセルは約5万件に上り、県外からの観光客は例年の10分の1以下にとどまっていたそうです。
 地震の被害がほとんどなかった佐渡や妙高高原、越後湯沢温泉でも観光客が激減し、原発の被災などによる風評被害が深刻化していることになります。

 この風評被害対策として、新潟県中越沖地震による風評被害を一掃しようと、同県の泉田裕彦知事や同県新発田市出身の俳優、三田村邦彦さんらが2007年8月1日、東京・表参道で、同県特産の魚沼産コシヒカリや紙風船を配り、県内の観光地をPRしたそうです。

 新潟県知事は、「放射性物質は魚からも検出されていないのに、誤った印象が広がってしまっている。旅館も営業しており、多くの方に足を運んで欲しい」と、安全をアピールしているそうです。
 それと同時に、知事、柏崎市長、刈羽村長の連名で同原発の安全確保を求める申し入れ書を手渡したそうです。

 さて、地震による風評被害の原因は、マスメディアの地震の報道のあり方にあるのではないかとおもっています。
 これは、マスメディアの地震の報道は、その地震で最大級の被害の映像だけを報道しているので、地震があった地域すべてが同じ被害を受けていると視聴者が思い込むような報道の仕方をしています。
 もし、マスメディアが事実を伝える責務があるのなら、最大の被害のあった場所と同時に、他の被害の少なかった場所も報道すべきでしょう。
 そうしないと、マスメディアは、情報操作していることになります。
 つまり、風評被害の原因はマスメディアの災害の報道のありかた、インパクトのある事実だけを流し、そうでないところを強調しないことにあるのだと判断せざるを得ません。

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立ち入り調査(柏崎刈羽原発)

●立ち入り調査
 2007年7月17日、新潟県が原発立ち入り調査実施したそうです。
 これは、必要な場合には原発に立ち入ることができるとした周辺自治体と東電が独自に締結している安全協定によるものです。
 そこで、新潟県原子力安全対策課は、新潟県中越沖地震の際に東京電力柏崎刈羽原発で起きた変圧器の火災や、放射性物質を含む水の漏えいなどのトラブル多発を受け、東京電力柏崎刈羽原発に状況確認のため立ち入り調査に入ったそうです。
 立ち入り調査には総務省消防庁ら職員も同行したそうです。
 特に、火災を起こした3号機の変圧器の周辺などを状況確認したそうです。

 その後、2007年7月21日には、地元の自治体である新潟県と柏崎市、刈羽村が立ち入り調査したそうです。
 県、市、村の職員のほか、「新潟県原子力発電所周辺環境監視評価会議」の委員の新潟大学教授ら6人が同原発を訪れ、放射能漏れの現場などを視察し、放射線測定データの確認などを行い、県原子力安全対策課の職員、県の原発周辺環境監視評価会議の委員を務める新潟大教授らが、放射能を含む水が海水中に放出された6号機や、微量の放射性物質が主排気筒から待機中に放出していた7号機を中心に行われる。放射線測定データや放射能漏れの現場を確認したそうです。
 今回の調査結果を分析し、周辺環境の安全確保などに役立てる考えがあるようです。
 調査を終え、調査メンバーの橋本哲夫・新潟大名誉教授(放射化学)は「(放射性物質の)漏れは非常に微量だ」と話したそうです。
 つまり、漏れたのは微量で市民生活にかかわるものではないという判断しうるということだそうです。
「(水)漏れもヨウ素も非常に微量。東電が出したデータも妥当なものだ」と述べたそうです。 

 泉田裕彦県知事は同日午前の災害対策会議後「今、原発への不安が広がっている。東電に求めるものは透明性と情報を迅速に出すことだ」と記者団に述べたそうです。

 安全性の根拠は、正確で解りやすい情報公開です。
 関心をもった人がいつでも確認できる情報と、解りやすい安全基準の提示がこれから必要なのではないかと思うのです。
 専門家にしかワカラナイ情報公開では、逆に、パニックを誘発しかねませんから。

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柏崎刈羽原発の運転停止(柏崎刈羽原発)

柏崎刈羽原発の運転停止(柏崎刈羽原発)

 新潟県柏崎市の会田洋市長は2007年7月18日午前、東京電力の勝俣恒久社長を市役所に呼び、「今の段階では安全が確保されているとは言えない」として、消防法に基づき同原発の全号機に緊急使用停止命令を出したそうです。
 また、運転停止の理由として、中越沖地震の際に火災が発生した柏崎刈羽原発施設内の地盤に傷みが見つかったことがあげられました。
 これをうけて、東京電力の勝俣社長は「大変ご心配、ご迷惑をお掛けしている。心からおわび申し上げます」と頭を下げたそうです。
 柏崎刈羽原発は、すでに、地震で2、3、4、7号機が自動停止。経済産業省が同社に対し、耐震安全性が確認できるまで、全号機の運転を再開しないよう指示しています。
 後日、東京電力柏崎刈羽原発では、今回の震源となった海底下の断層の影響を基にした耐震性の再検討に時間がかかることが予想され、運転停止の長期化は必至の情勢だそうです。

 これに加え、当時の経産相である、甘利明元経産相は2007年10月17日未明、東電に対し「耐震安全性が確認できるまで運転再開を認めない」との方針を示し、全国の電力会社にも同様の指示を出したそうです。

 また、2007年8月21日新潟県中越沖地震で被害が出た東電柏崎刈羽原発について、技術者や地震の研究者らが「柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会」を結成され、東京都内で会見し「周辺で再び大地震が発生するかもしれず、運転再開は許されない」などとする、柏崎刈羽原発の閉鎖訴える声明を発表したそうです。
 呼び掛け人は石橋克彦神戸大教授ら4人だそうです。
 同原発周辺は「活断層が多く、大地震の活動期が続く可能性も高い」と指摘したそうです。

 2008年10月現在でも、柏崎刈羽原発は運転停止し、運転再開の目処はたっていないそうです。

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柏崎刈羽原発停止に伴う電力不足(柏崎刈羽原発)

●柏崎刈羽原発停止に伴う電力不足(柏崎刈羽原発)

 地震前、東電では、2007年夏の最大電力について、通常の暑さの場合は6110万キロワット、猛暑の場合は6400万キロワットと想定してしました。
 それに対応する供給力として最大6600万キロワット弱を確保する計画でした。
 しかし、地震による停止した柏崎刈羽原発の出力は7基合計で821万キロワットに上り、仮に全基が夏の間停止すれば、想定する最大電力を大きく下回りました。
 柏崎刈羽原発をめぐっては、甘利明経済産業相が2007年7月17日、東電に対し安全を確認するまでは運転を見合わせるよう指示している状態です。
 この状況を受け、経済産業省は、2008年7月20日、関東圏で今夏の電力供給に支障が出ないよう対策本部を設置したそうです。  
 同日の初会合で、産業界に省エネルギーへの協力を要請することを決定しました。
 その結果、休止状態の火力発電所の運転再開や他の電力会社から電力融通を要請するなどの対策が必要となります。
 東京電力の計画としては、国内電力6社から電力融通を受けるとともに、夏に予定していた福島第1原発3号機と6号機の定期検査を延期することで、平年並みの夏の最大電力供給(6110万キロ・ワット)が可能とのことでした。
 当時の経産相の甘利明経氏は会合後の記者会見で、「需給両面の対策を講じることで、安定供給に万全を期していく」と強調したそうです。
 経産省もエレベーターの使用を控えたり、昼休みに一斉消灯したりするなど節電を推進。中央省庁や地方自治体に省エネへの協力を訴えることになりました。

 東電は今後、他電力からの融通ほか、長期停止した火力発電所の運転再開も検討するそうです。
 これにあわせて、一般の利用者や大口需要家などに節電や利用抑制を呼びかけ、8月上旬から一般家庭を対象とした節電キャンペーンを実施することにしたそうです。
 節電キャンペーンの一環として、管内の全家庭に対し節電をお願いするチラシを配布するほか、テレビやラジオを通じ節電を呼び掛ける広告を始めるそうです。
 「オール電化」の広告は既に19日から自粛しており、電力不足回避へ全社を挙げた取り組みを展開するそうです。
 さて、このように、電力不足が予想される中、電力不足の原因による停電が起こる可能性にが心配されました。
 この点の質問に対して、東京電力の広報部は「過去、電力不足で停電が起こったケースはありません。 ご指摘のように、現在電力は十分とはいえませんが、停電という最悪の事態を避けるため、他の電力さんから応援融通してもらうなどの方策を進めています」と答えたそうです。
 ちなみに、 東京電力は2007年8月21日、同日今夏の最大電力需要を記録し、同日、午後2時から3時の間に6013万キロワットを記録したものの、供給力は6230万キロワット確保しており停電などのトラブルはなかったそうです。
 東電は緊急時のみ発電許可の栃木県塩原水力発電所で準備をしていたそうですが、この日は稼働させなかったそうです。
 さらに翌22日は、東京電力の供給地域が相次いで猛暑日となり、東電の最大電力需要が6147万キロワットと、22日に続いてこの夏の最高を記録したそうです。
 柏崎刈羽原発の停止で綱渡りの供給が続いている東電は、企業などの大口需要先に対し電力供給を一時的に抑える需給調整を、バブル景気で電力需要が高かった1990年以来17年ぶりに発動するなどの緊急対策を実施し、乗り切ったそうです。
 これは、電力需要が当初の予想を上回ると判断、企業などの大口需要先に対し電力供給を一時的に抑えることなどを要請したそうです。

 さて、上記のように、原発の停止によって、2007年は、記録的猛暑もあり、今夏は常に「電力不足」と隣り合わせでした。
 苦境を救ったのが「高齢化」した火力発電でした。
 「これまでピーク時だけだったものがフルに動いた」ことで切り抜けることができたそうです。
 東電は、地震後だけで社債発行は4回目だそうです。
 原発の点検や補修工事も進めており、東電は「長期にわたって資金が必要になる」と見て、上半期中の前倒し発行を進めているそうです。
 今期中の社債の追加発行の可能性も強まっているそうです。
 さて、東電は夏の電力需給にたいして、かろうじて夏の電力を火力発電の再起動でのりきりましたが、東京電力の勝俣恒久社長は、「今夏に動かした火力発電所は、人間年齢で言うと70-80歳」と綱渡りだったと振り返るっていたそうです。
 ただ同原発の停止が続く限り、再び供給不足に陥る可能性はとなり合わせであることにはかわりありません。
 それだけに設備の状況には「細心の注意を払っていきたい」と勝俣社長はコメントしたそうです。
 併せて、「引き続き節電にご協力いただきたい」と訴えたそうです。

 2007年9月14日電気事業連合会は、2007年の8月の電力10社の発受電電力量(速報値)の合計が前年同月比3・1%増の962億キロ・ワット時になったと発表したそうです。
 全国的な猛暑による冷房需要の増加で、2006年8月に記録した月間の最高値を1年ぶりに更新したことになります。
 各社別でも東京、中部、中国、四国、九州の5社で最高値を更新しました
 東京電力の原子力発電所の設備利用率は42・8%と昨年8月に比べて44・2ポイント低下しました
 これは、1997年に東電の原発が17基になって以降、8月の利用率としては、原発トラブル隠しが発覚して大半の原発が運転を止めていた2003年8月の31・0%に次ぐ低さです。

 ちなみに、発受電電力量は、電力会社が、自社で発電した電力量に、他の電力会社などから受けた電力量を足し合わせ、他社に送った電力量を差し引いたものです。 

 さて、一般に、電力は夏に多く消費されますが、2007年の冬の分も電力不足が懸念されているようです。
 中部電力は、新潟県中越沖地震の影響で柏崎刈羽原発が停止中の東京電力に対する電力融通を、暖房で電気使用が増える冬場の12月以降も継続する方針を固めたことが2007年11月15日分りました。
 期間は2008年2月までで、小型火力発電所1基分に当たる20万キロワット程度を供給するとみられています。
 関西電力も、東電への「応援融通」を続ける姿勢を示しているそうです。

 原子力発電の発電量は莫大なものであることは、電力不足のニュースを読むと痛感します。
 また、原子力発電にかかりっきりであることと発電所の老朽化という問題も浮き彫りになったかと思います。


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新潟県中越沖地震後の水漏れ(柏崎刈羽原発)

●新潟県中越沖地震後の水漏れ(柏崎刈羽原発)

 2007年7月16日、新潟県中越沖地震後、柏崎刈羽原発6号機の原子炉建屋3階にある放射線非管理区域内で水漏れがあり、微量の放射能が検出されたと発表されたそうです。
 約1.2トンが排水として海に排出された可能性があるが、放水口のモターでは検出できない量で、法令限度よりも低いと発表されています。
 東電によると、16日午後0時50分ごろ、地震の影響を調査中の作業員が原子炉建屋3階の床に0.6リットル、中3階の床に0.9リットルの水たまりを発見したそうです。
 調べたところ、3階から280ベクレル、中3階からは16000ベクレルの放射能が検出されたと当初は発表されましたが、後日、今回の地震による最大加速度が機器や施設の安全性が保たれる耐震設計の基準である「限界地震」を大幅に上回り、同原発の耐震設計上の想定以上だったことがわかりました。
 東電によると1、5、6号機の地震の揺れの強さを示す加速度は、1号機の東西方向で限界地震の設計値273ガルの2倍を超える680ガル。3基のほとんどで設計を上回っていたそうです。
 このことから、同原発の7基すべての安全性を確認できるまで運転の再開を見合わせるよう経済産業省原子力安全・保安院からの指示があったそうです。

 このほか、事務建屋では天井パネルが落下するなどの被害が出て、割れたガラスで足をけがするなど協力会社の社員6人が軽傷を負ったそうです。
 また、燃料プール内にある使用済み燃料に作業用の台(重さ約200キロ)が落下していたことが判明するなど損傷、不具合は計63件に上ったそうです。
 とはいいつつも、外観の目視点検はほぼ終了し、原子炉格納容器に異常は認められなかったそうです。
 4号機と7号機では、プール内に入れられた使用済み燃料に、水中作業用の台が落下してぶつかっていたことが判明したそうです。
 燃料の損傷は放射能漏れなどにつながる恐れがあるものの、東京電力は異常は見つからなかったとしています。

 また、2007年07月21日時点の報道によると、原発が報道陣に公開されたそうです。
 報道によると、敷地内のアスファルト道路には、地割れによる10センチほどの段差があちこちに見られ、芝生がめくれ上がった部分もあったとされています。
 1号機軽油タンク付近の駐車場入り口では、最大約1メートル60センチも陥没。アスファルト下の砂地部分があらわになり、駐車したトラックが動かせない状態になっていたそうです。

 その他、排気筒から放射性物質検出=廃棄物棟ではドラム缶が倒れ、油漏れもあったそうです。

 また、内部において、タービン建屋の外部変圧器は高さ約6.7メートルのパイプ形状で、建物の外壁に4基取り付けられ、うち1基が燃えたそうです。
 
 変圧器の3号機建物側の部分と建物の一部が真っ黒にすすけており、変圧器から漏れ出た絶縁油のガソリンに似たにおいが鼻を突いたそうです。
敷地内では、地面が約40センチ陥没したため、変圧器と建物内のタービンをつなぐパイプがぐにゃりと折れ曲がっていたそうです。
 いずれも原発の運転上重要ではないとして、耐震の基準が低いレベルに設定されていた機器だそうです。

 放射能を含む水が海に流れ出た6号機の中3階と3階では、水が上階から伝わり落ちた廊下の床に、約2メートル四方のピンク色のビニールシートが敷かれていたそうです。
 このシートは、下の階に漏れないようにするためだそうです。同原発の男性職員は「現在は流れ出た水は海には放出されず、地下のビニールプールにためられており安全です」と強調したそうですが、後日、微量の放射性物質を含む水が海に放出されたと発表されています。
 放射能を含んだ水が海に漏えいした6号機では、漏れた水の放射能分析に手間取り、国などへの通報が遅れたこともわかりました。
 この漏れた水の放射能量は、2007年7月16日時点では、6万ベクレルとしていましたが、「計算に含めるべき数値を見落としていた」として、2007年7月18日に、9万ベクレルに訂正しました。
 この修正は、担当者のデータ転記ミスが原因のようで、報告をうけ、保安院は同社に厳重注意したそうです。

 また、新潟県柏崎市災害対策本部に入った連絡によると、柏崎刈羽原発7号機の主排気筒から下記の放射性物質が検出されたそうです。
 ・ヨウ素131
 ・ヨウ素133
 ・クロム51
 ・コバルト60
 地上の濃度は法令限度以下だったそうですが、 地震発生から18日午前10時ごろまでの少なくとも2日間、微量のヨウ素などの放出が続いたと発表したそうです。
 17~18日の放出量は約2000万ベクレルと推定されています。
 放出による人体への影響は、法律で定められた年間の被ばく線量限度の約500万分の1だそうで、年間被ばく限度の1ミリシーベルトに比べて極めて低く、周辺環境への影響はないとのことでした。
 原因は、自動停止後の手順ミスなどがだと思われ、発電タービン内の送風機を停止したそうです。
 この手順ミスは、マニュアルでは原子炉停止後に止めることになっている排風機を動かし排気を続けたことが原因とみられるそうです。
 この手順ミスによって、排風機で排気を続けたため、復水器内にたまっていたヨウ素を含む気体が、放出されたとみられるそうです。
 報告によると、地震発生から丸2日間、排風機を動かし続けていたということになります。
 このことについて、東電によると、原子炉の自動停止時にはタービン内の放射能を帯びた蒸気が外に漏れ出さないようにする装置が複数あるが、地震の際に装置の一つが故障し、さらに、自動停止後の手順として定められた送風機のスイッチを切り忘れていたため、タービン内蒸気から出てきたヨウ素などが排気筒側に送られ、外に放出されたとみられたそうです。

 また、地震の影響で同原発の固体廃棄物棟内のドラム缶約100本が転倒したそうです。
 ドラム缶がたおれた、固体廃棄物棟内では、ドラム缶の中身は、低レベルの放射性物質を含む針金などのゴミだったそうです。
 倒れたドラム缶のうち2、3本のふたが開いていた。内容物や放射能の汚染状況は不明だそうです。
 一方、同2号機では、原子炉給水ポンプのタービン用の油約800リットルが漏えいしたのも確認されたそうです。
 このように、東電の相次ぐ不祥事に周辺住民らの不信感は高まっているのは至極当然だといえるでしょう。
 これをうけ、鈴木良男原子力運営管理部部長は記者会見で「誠に遺憾な状況で、放出を止めるため全力を挙げる」と述べたそうです
 
 その後、2008年8月1日の東京電力の報告によると、新潟県中越沖地震に伴って柏崎刈羽原発で発生したトラブルや故障などの異常は、軽微なひび割れや水漏れなどを含め、2008年7月26日までの集計で延べ1263件に上ったと発表したそうです。
 既に公表済みのものを除くと、外部への放射性物質放出などの大きなトラブルはないそうです。
 ほとんどが未発表でしたが、東電は「軽微な異常だったため」としたそうです。
 また、同原発6号機の建屋をつなぐ地下通路に、水約3トンがたまっているのを発見したと発表。放射性物質は検出されず、「雨水が染み出したらしい」としている。
 
 ちなみに、東電は2002年以降、各原発で起きるトラブルを、下記のように分類して5段階のクラスにわけているそうです。
放射性物質の放出につながる恐れのあるAsクラス
設備の機能に影響を与えるA、Bクラス
機能に影響を与えないC、Dクラス
 その5段階評価によって、評価し、低いクラスのトラブルは、毎月まとめて公表しているそうです。
 通常は、毎月200-400件程度だそうですが、7月分は延べ1527件に上ったそうです。
 このうち、中越沖地震によるものは延べ1263件で、内訳は変圧器火災や6号機からの水漏れなどAsクラスは10件、Aクラスは33件、Bクラス21件、Cクラス491件、Dクラス706件、対象外が2件だそうです。

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新潟県中越沖地震後の火災(柏崎刈羽原発)

●新潟県中越沖地震後の火災(柏崎刈羽原発)

 2007年7月16日、新潟県中越沖地震後、東電の柏崎刈羽原発内の変圧器から出火したとの報道がありました。
 場所は、3号機の外にある主変圧器で、変圧器は近くにある原子炉の建物とは別の場所にあり、この火災で原子炉のある建物等への延焼はないそうです。
 変圧器は3号機でできた高圧の電気を所内で利用するために電圧を下げる装置だそうです。
 火災はの消火は、職員らあたったそうですが、黒煙を上げて燃え続け、正午すぎに鎮火したそうです。
 現場にいた、川俣晋(すすむ)ユニット所長によれば、身の危険を感じた職員らは、火事の近くで見守るか、安全な場所で監視するか迷った末に退避し、約30メートル離れた建物の陰から「見守るしかなかった」そうです。

 後日の柏崎刈羽原子力発電所の高橋明男所長の説明によると、3号機の火災現場には、職員ら4人が駆けつけたものの、現場近くにあった消火用配管が壊れていたそうで、このため数十メートルの距離から放水できるはずのホースからは、「1メートルほどしか水が出なかった」という説明があったそうです。

 経済産業省原子力安全・保安院によると、地震に伴い原発で火災が起きたのは国内初だそうです。

 火災の原因については、後日、2007年8月23日の報告によると、地盤沈下で内部の絶縁油が漏れ、引火したとする調査結果をまとめ、甘利経産相に報告書を提出したそうです。
 報告書によると、原子炉建屋と変圧器を結ぶ電気ケーブルの支柱が地震で20~25センチ沈み込んだ。その衝撃で、変圧器側の磁器製絶縁体(直径約20センチ)が破損し、変圧器内部の絶縁油が漏れ出した。同時に、金属製の管に覆われていた電気ケーブルが中でショートするなどして火花が生じ、漏れた絶縁油に引火したとされています。
 東電は、再発防止策についても、まとまり次第、報告することにしているそうです。
 ちなみに、ケーブルには1万9000ボルトの電気が流れていたそうです。

 変圧器は所内の電源用ですが、所外からも電力が供給されるため、火災によって、安全上の機能に影響はなったそうです。
 しかし、消防隊到着まで約1時間、鎮火まで2時間近くを要したことが問題であると指摘されています。
 その経緯は下記の通りです。
 当時、敷地内の放射能値に異常はないという報告がされました。
 この一連の鎮火に、柏崎市消防署の消防隊が通報から現場到着まで約1時間掛かったことが問題視されています。
 同署の所長によると、火災を把握したのは、地震発生14分後の16日午前10時27分。
 東京電力からの連絡で知ったそうです。
 その後、同11時ごろに消防隊が出発。同30分ごろに現場に消防隊が到着して消火活動を始め、午後0時10分に鎮火したそうです。
 同署の署長は、出発までに時間がかかったことについて「次々と救急要請の連絡が入ってくる中で、消防隊員を救急現場に出していた。人員が不足した」と説明したそうです。
 現場への到着に30分掛かったのは、「道路の状態が悪かったことに加え、込んでいた可能性もある」と理由を話したそうです。
 通常ならば、同署から15分程度で到着するそうです。
 また、経済産業省原子力安全・保安院によると、地震に伴い原発で火災が起きたのは初めてだったということもあってか、当時所内にいた職員らが同発電所の自衛消防隊に発生を通報し招集していなかったそうです。

 原子力安全・保安院によると、火災を発見したのは巡回中の2号機の男性当直員で、すぐに3号機の運転責任者である当直長に連絡したそうです。
 さらに、男性は変圧器近くにいた作業員らとともに計4人で初期消火に当たったのですが、本来、東電は休祭日の原発施設で火災が発生した場合、当番の職員らが自衛消防隊を招集するとしています。
 しかし、3号機の当直長から当番職員への連絡は遅れ、さらに当番職員は国や県、地元消防などへの連絡に気を取られ、自衛消防隊への通報を忘れていたそうです。
 それに加え、 油火災に対応できる化学消防車は未配備で、電話がつながらず自衛消防隊も招集できなかったなど、ずさんな防災態勢が露呈、今後に大きな課題を残しました。
 この問題に対してか、東電は、同原発内に自前の消防車を配備する方針を固めたようです。
 2007年7月19日時点では、東海地震の想定震源域にある中部電力浜岡原発には2台の消防車が備えられているそうです。
 しかし、他の原発については、原発は火災発生の可能性が低いとして消防車は置いていませんでした。 柏崎刈羽原発については、国際原子力機関(IAEA)が2005年に防火対策の不備を指摘されていたそうですが、問題は解消されていなかったということですね。

 また、原発など原子力施設を保有する国内11社が20日、施設内の消火設備や連絡体制に関する緊急調査書を経済産業省原子力安全・保安院に提出したそうです。
 油火災に対応できる化学消防車や消防署への専用回線を設けているのは一部にとどまり、国内原発の消防体制が十分でない実態が浮かび上がってしまいました。
 これをうけ、経産省は各社に、自衛消防体制の強化と迅速な連絡体制の整備などを指示。改善計画を2007年7月26日までに提出するよう求めたそうです。
 ちなみに、2007年7月20日に、報告したのは、原発を保有する電力10社と、ウラン濃縮施設や使用済み燃料再処理施設を抱える日本原燃(青森県)で、東電は柏崎刈羽原発の分だけしかまとめていないそうです。 


 さて、この火災を受け、当時の経産相の甘利氏は、京電力の勝俣恒久社長を経産省に呼び、消防隊が到着するまでの同社の初期消火活動が遅れたとして、厳重注意したそうです。
 また、後日、甘利氏は柏崎刈羽原発について、安全を確認するまで運転を見合わせるよう指示したそうです。
 甘利氏の指示を受け、東電は同原発の機器や配管などの安全点検を本格化させるが、「詳細な安全確認はこれから」(東電広報部)としているそうです。
 それに加え、甘利明経済産業相は閣議後会見で、東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)で起きた変圧器火災への対応が遅れたことについて「火力発電所に比べ、原発の火災に対する想定が若干甘かった。自力で消火できるような体制を取ってもらいたい」と述べ、地震時の消火対策の強化を求めました。
 これは、専従の消火要員が24時間配置されている原発は1カ所もないという報告をうけての発言のようで、他の原発も、柏崎刈羽原発と同様、10社のうち7社は化学物質による火災に対応する化学消防車を配備していないことも判明しました。
 この現状の対策として、大規模地震による原子力関連施設の火災対策を強化するため、総務省消防庁は2008年2月5日、原子力発電所や核燃料再処理施設が管内にある13道県の15消防本部に対し、原発などの火災に優先して対応する化学消防車を1台ずつ配備するよう求める方針を決めたそうです。
 3月末までに消防車の配置基準を定めた指針を改正するそうです。
 
 また、甘利経産相は原発の火災への対応や、放射能を含んだ水漏れの公表などの遅れについて「一生懸命対応しようとしたのは事実だが、紙の上でマニュアルを決めても慌ててしまうというのが今回の教訓」と指摘したそうです。
 その上で、「事が起きても動揺しない精神的な訓練をやってほしい」と求めたそうです。
 また、2006年9月の耐震設計指針の見直しにより、各社が進めている既存原発の耐震安全性の再評価作業の前倒しを求め、新たなスケジュールを1カ月後をめどに提出するよう指示したそうです。

 さらに、2008年1月26日、経産省原子力安全・保安院は、原発で使う核燃料の加工施設の火災対策を充実させるため、火災防護の具体的な方法を定めた初のガイドラインを作成することを決めたそうです。
 青森県六ケ所村に国内初の本格的なプルトニウム・ウラン混合酸化物燃料の加工施設が計画される中、毒性が強いプルトニウムやウランの粉末などを外部に放出しないように規制を強める方針だそうです。
 既存のウラン燃料加工施設にも適用する予定だそうです。

 
 東京電力柏崎刈羽原子力発電所の高橋明男所長が2007年7月20日、発電所内で地震後初めて記者会見し、変圧器の火災や放射性物質の放出などのトラブルについて「大変ご心配をお掛けし、おわび申し上げたい」と謝罪したそうです。
 その上で、会見が地震発生から5日目となったことについて「原子炉を安定的な状態にもっていくというのが一つの使命で、全体の状況把握に時間がかかってしまった」と釈明しました。
 高橋所長は、地震が起きた16日は、社宅近くで火災の発生を知り、午前11時すぎに発電所に到着したと説明しました。
 同社の説明によると、初期消火が遅れたのは、消火栓の配管が破断したため水圧が低下し、ホースの水が1メートル程度しか届かなかったためという。爆発など身の危険を感じた所員は退避し、30~50メートル離れた建物の陰から状況を監視したとされています。
 
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新潟県中越沖地震(柏崎刈羽原発)

●新潟県中越沖地震(柏崎刈羽原発)

 2007年7月16日午前10時13分ごろ、新潟県中越地方と長野県北部で震度

6強を観測しました。 東京電力柏崎刈羽原発の2、3、4、7号機が影響で緊急停

止したそうです。
 1、5、6号機は点検のため停止中だったそうです。
 震源地は新潟県沖で、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード6・

6だそうです。
 東電によると、1、5、6号機の地下に設置された地震計の記録を解析したところ


 1号機で南北方向に311ガル(設計上の想定の最大値は274ガル)、東西方向

に680ガル(同273ガル)を記録し、5号機でも南北277ガル(同249ガル

)、東西442ガル(同254ガル)、6号機で南北271ガル(同263ガル)、

東西322ガル(同263ガル)をそれぞれ記録したそうです。
 ただし、7月30日には、地震計が1~7号機の原子炉建屋、タービン建屋と、敷

地内の地盤など計97カ所に設置されていたのですが、旧型の63台はメモリー容量

不足で本震の波形記録が消失したことわかりました。
 さらに、新型の1台も故障により記録がないことが新たに判明したしました。
 このことから、実際どれほど大きな地震であったかは、記録としては残らない結果

になってしまったことも重視するべきかもしれません。
 この点については、後日の、2007年8月22に、東京電力は、余震観測データ

をまとめ、経済産業省原子力安全・保安院に報告しました。報告の中では、余震では

設計の想定を超える揺れは観測されなかったとされました。
 ただし、上記のように、7月16日の本震当日に一部の地震計が停電し、同日午後

の最大余震を含む計3回分の余震データが取得できなかったので、その分は抜いた形

での報告だったようです。

 このことにより、設計上の予想を上回る揺れがあったということになりました。
 これは、昨年改定されるまでの旧耐震設計指針の不備があらためて浮き彫りになっ

たといえるでしょう。
 この予想を上回る地震の原因とおもわれる活断層ですが、断層の存在を把握していたものの、その対策がたて

られていなかったのは、当時の基準では活断層と判断されず、耐震設計で考慮する対

象にはならなかったとのことです。
 しかし、専門家の分析では、柏崎刈羽原発の増設の際に確認し原発への影響は小さ

いと評価していた海底の断層が、実際は南北約30キロに及び、新潟県中越沖地震の

震源の活断層であった可能性があるとも指摘されています。
 これは、東京電力側が、断層の規模を小さく見積もったことで、同原発の耐震設計

の基準となる地震動(揺れ)も低く設定されており、過小評価が被害を拡大させる結

果につながったことも疑われることになりました。
 東京電力は、8月下旬にも、超音波で海底の断層などを調べる海上音波探査を実施

する方針で、解像度を高めた最新の機器で再調査した結果を耐震安全性評価に生かす

としているそうです。
 東京電力柏崎刈羽原子力発電所をめぐっては1979、80、85年に同様の調査

を実施していたそうです。
 このほか、工業技術院地質調査所(現産業技術総合研究所)が90年前後に行った

同様の調査のデータを耐震評価の参考にしているそうです。
 後日、 勝俣東電社長は、トラブルや不手際が続き、謝罪した上で、今回の地震が

「想像を絶する大きさだった」と釈明したそうです。
 東電の情報公開のあり方が批判された点については、「故意に情報を隠したりした

ことはないが、当日は大変な混乱があり、結果として情報公開が遅れたことは反省材

料だ」とのべたそうです。
 さらに「今回の教訓を最大限生かし、安全な発電所を作っていきたい」と語ったそ

うです。


★★★
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 次に、夢判断夢事典を追加しました。
 次に、呟き堂呟き堂BLOG版ガンダム 08MS小隊を追加しました。

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データ改ざんについて(北陸電力の場合)

●データ改ざんについて(北陸電力の場合)

 データ改ざんは、北陸電力でもありました。
 北陸電力志賀原発1号機(石川県志賀町)で1999年、定期検査中に89本ある制御棒のうち3本が誤って抜け、炉心の一部で核分裂反応が持続する「臨界」に達し、制御不能のまま約15分間、臨界状態が続く事故があったそうです。
 これは、社内の申告で発覚し、当時の原発所長も経緯を認識していたが、事実関係を国に報告せず、引き継ぎの資料にも記載していなかったそうです。
 情報開示に消極的な各社の姿勢が制御棒トラブルなどの連鎖を生んだ結果になりました。


 経済産業省原子力安全・保安院は、同社に厳重注意するとともに、同原発1号機の停止と安全総点検を指示したそうです。保安院は臨界事故の再発防止策を3月30日までに、隠ぺいなどの不正防止も含めた抜本的な再発防止策を4月13日までに提出するよう求めたそうです。

 これうけて、北陸電力は3月16日午前6時27分、経産省原子力安全・保安院の指示に基づき原子炉を停止させ、安全の総点検を実施したそうです。
 もともと、2007年8月に予定していた次回の定期検査を前倒しする形で安全の総点検を実施し、保安院からもとめられた、再発防止策をたてるため、根本的な原因の究明と早急に実施できる技術的な対策を行うそうです。 志賀町は16日午前から、前日に続いて同原発を立ち入り調査したそうです。
 また、経済産業省原子力安全・保安院の広瀬研吉院長は3月18日午後、特別検査を前に同原発を訪れ、中央制御室や制御棒を作動させるシステムなどを視察したそうです。
 広瀬院長は「臨界事故自体、遺憾に受け止めているが、その後の(会社の)対応に重大な問題があったのではないかと考えている」と指摘したそうです。

 そして、経済産業省の原子力安全・保安院は19日、事故当時の運転体制などを調査する特別検査を始めたそうです。
 特別検査は2002年の東京電力によるトラブル隠しと、2004年の関西電力美浜原発3号機の死傷事故に続き3回目だそうです。

 さて、この臨界事故各誌で、現在の北陸電力の常務が、当時、原発所長代理を務めており、原発幹部を招集し緊急対策会議を開き、事故の隠ぺいを決めており、この常務も決定に関与したらしいことが、3月23日、分かったそうです。
 
 この臨界事故隠蔽発覚をうけ、北陸電力は、3月28日、2007年度電力供給計画において、原発の稼働を盛り込まないと発表したそうです。

 これは、国の指示で停止した1号機に加え、タービン損傷で停止した2号機ともに運転再開のめどが立っていないためで、供給計画に原発稼働を盛り込めない異例の事態になってしまいました。

 こうしたこともあり、業績悪化が必至のため、全役員の06年度の役員賞与をゼロとすることにしたそうです。


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データ改ざんについて(東北電力の場合)

●データ改ざんについて(東北電力の場合)

 さて、東北電力でも、緊急停止があったにもかかわらず、緊急停止未報告というものがあります。
 原子炉が緊急停止した際、法律で定められた国への報告が行われています。
 しかし、東北電力は、東北電力女川原発1号機で1998年6月、原子炉が緊急停止したのに事実を国などに報告せず、隠ぺいしていたことが2007年3月12日までの社内調査で分かったそうです。
 東北電力は原子炉緊急停止を速やかに国に報告するよう求めている原子炉等規制法に違反していた疑いが強いとしているそうです。

 東北電力によると、女川1号機は98年6月11日、夏場の電力需要増加に備えた検査のため発電を止め、原子炉を停止させる作業をしていたそうですが、何らかの理由で原子炉が緊急停止したそうです。 
 緊急停止であったにもかかわらず、東北電力は、同日、ウェブサイト上に「予定通り停止にした」とする広報文を発表しその後、6月17日に発電を再開したそうです。
 さて、この報告をしないと決めたのは当時の発電所長だったそうです。
 東北電力は、当時の原発所長が隠ぺいを判断し、本社への報告などはなかったと主張しているそうです。
 東京電力が原発の緊急停止を隠ぺいしてた事実が報道されたのを見た当時の原発所員が2007年3月5日に「過去に経験がある」と自己申告がされたそうです。
 当時の所長ら関係者への聞き取り調査などで隠ぺいが、2007年3月12日に判明したそうです。
 もちろん、原子炉等規制法は事故などで緊急停止した場合は国への報告義務を課しています。
 ですから、経済産業省原子力安全・保安院は義務違反の疑いが強いと判断が可能です。
 保安院によると、中性子の測定装置が異常を感知したために緊急停止したとみられるそうです。
 東北電力は、電力使用量がピークに達する夏場に向け機器の点検をしていたが、そのまま点検を終えて発電を再開したという。

 東北電力の小林邦英常務が12日朝、県環境生活部を訪れて「このようなことになり深くおわびする。本日中に詳しい調査結果を報告したい」と謝罪。県側は「報告がなかったことは、残念で遺憾」と話したそうです。
 さらに、女川原発3号機で2003年3月、定期検査中に制御棒が誤作動し、5本が押し上げられたと発表したそうです。
 当時、核燃料は外されていたため、原子炉の緊急停止などは起こらなかったことから、国への報告対象となるトラブルではなく、公表もされていなかったそうです。
 しかし、東北電力は、経済産業省原子力安全・保安院に報告、詳しい原因について調べているそうです。 
 また、同種のミスは、東北電力女川原発1号機でも1988年、1991年、同じ弁の操作ミスで制御棒抜けが発生しているそうです。

 多くの人が認識しているように、原発事故は大被害を呼び起こします。
 それを防ぐためには、緻密な作業と高度な技術、なによりも、細心の注意が必要です。
 仮にミスがあったとしても、それをフォローする体制こそが原発事故を防ぐ最大の方法ですが、それが怠っていたということは、残念ながら事実のようです。
 こうした状況を打開するために、私たちのできることは、原発の運営に関心を持つことが第一歩だと思います。
 できることなら、原発オンブズマンが必要なのかもしれません。

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データ改ざんについて(東京電力の場合)その2

●データ改ざんについて(東京電力の場合)その2

 さて、2007年3月23日の記者会見で、電気事業連合会の勝俣恒久会長(東京電力社長)は、「原発を立地する地域の方々に心配を掛け、電力業界の信頼を損なったことを重く受け止め、深くおわびする」と陳謝したそうです。
 電事連会長と東電社長としての自らの進退については「経験、体験をいかに今後の安全に生かすかに掛かっている」と述べるにとどまり、その後3月29日に、一連の不祥事の経営責任を明確にするため、勝俣恒久社長ら経営陣に対して報酬削減などの処分を実施する方針になったそうです。
 これによって、東京電力は、社会的信頼を失った責任を取ったつもりになりました。
 が、しかし、3月末に提出することになっていた報告書によると、翌日の3月30日、福島第一原発2号機で、1984年、起動中の原子炉が緊急停止したことを国に報告せず、隠ぺいしていたことが分かったと発表したそうです。
 これについては、定期検査中だった東電福島第1原子力発電所2号機(福島県)で1984年、100人前後が原子炉格納容器内で作業中に原子炉が臨界に達していたことも明らかになったそうです。
 なんでも、福島第1原発2号機では1984年10月21日、機器点検のため、いったん原子炉を起動して臨界に到達したそうです。
 その後、制御棒を挿入し、未臨界状態に戻す作業を行ったが、炉内温度の急変などの影響で、瞬間的に再臨界になり緊急停止が働いたそうです。
 臨界の際は、格納容器内で中性子が増えて被曝(ひばく)する恐れがあるため、容器内に作業員がとどまることは禁じられているはずなのですが、このときは100人前後が容器内にいたそうです。

 また、3号機で1978年、臨界事故が起きた可能性が高いとされたトラブルについては「原子炉は臨界状態だった」との見解をまとめたそうです。 責任を取ったとたん、新たな隠蔽が発覚したというのは、なんとも、皮肉であると同時に、私たちはどのように原子力発電の情報公開の信頼すればいいのか、わからなくなってしまいます。
 
 ほかにも、1996年6月、試験運転中の柏崎刈羽原発6号機(新潟県)で、制御棒4本が抜けるトラブルがあったことが判明しました。
 この6号機は、これまで制御棒抜けが多発している沸騰水型軽水炉(BWR)ではなく、改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)だそうで、このタイプの制御棒脱落が判明したのは初めてだそうです。
 臨界には至らず、公表されていなかったそうですが、これで原子力発電は安全であるといえるのかは、正直疑問です。

 原発を持つ10社のうち、原発に関する不適切事象がないとしたのは、北海道、四国、九州電力の3社だけというありさまです。
 各社はこのほか、水力、火力、原子力の各発電施設でのデータ改ざんなどを報告しており、隠ぺい体質が改めて浮き彫りになったわけです。

 で、東京電力は30日、原子力発電所などをめぐる一連の不祥事発覚を踏まえ、勝俣恒久社長と田村滋美会長の報酬をそれぞれ4月から3カ月間、30%削減するそうです。
 また、発電所の担当役員3人の報酬を3カ月間15%削減し、減給やけん責、訓告、厳重注意などを含め、管理職以上の計64人を処分するそうですが、そんなことより、どんな風に社員の意識改革やマニュアルの見直しをし、隠蔽体質を改善するか、どんな風に原発から発信される情報に信頼があるのか証明するのかということを明らかにして欲しいです。

 といいますのも、12事業者全体の報告数を集計した電気事業連合会によると、原子力発電所を持つ7事業者で97事例、火力の10事業者で128事例、水力の10事業者で81事例の計306事例に達しました。
 これで、これからの公開される情報を信じられるようにするのかは疑問です。
 そこで、隠蔽体質を直すためには、外部による監視の目が必要だといえるでしょう。
 私は、この酷すぎる現状を知り、原発は安全であるという判断はできなくなりました。
 これを機会に私たちが原発の情報公開に関心を持つべきなんじゃなかろうかと思いました。

 いえ、 東京電力の勝俣恒久社長は、「もう後がないという意識を持って再発防止に取り組む」と、記者会見でそう語ったことから察するに、どうも、原発は最初から後が無い状態と認識はしてなかったということが伺えます。
 う~ん、原発は最初から後が無い状態と認識してやってもらっているものと思っていたんですが、ちがったんですね。

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データ改ざんについて(東京電力の場合)その1

●データ改ざんについて(東京電力の場合)その1

 原発の法定検査関連で延べ199件のデータ改ざんが発覚しました。
 これは、東京電力は、原子力発電所に対する国の定期検査などの法定検査にかかわるデータの改ざんが、延べ199件あったと発表したことによって、わかった事です。
 東京電力によると、不正な改ざんがあったのは 福島第1(福島県)と福島第2(同)、柏崎刈羽(新潟県)の3つの原子力発電所の計13基だそうです。
 その時期は1977年10月から2002年8月までで、それ以降は確認されていないとそうですが、データ改ざんがあった時点で、信頼性はおちてしまいます。

 データ改ざんのケースとしては、柏崎刈羽原発1号機(新潟県柏崎市)で92年、故障している非常用ポンプが作動するかのような偽装をして定期検査に合格させたり、警報装置を不適切に調整するなどしていたそうです。


 また、このほか、2つの火力発電所で延べ17件の改ざんがあったそうです。

 で、経済産業省原子力安全・保安院は、なぜ、このようなことが起こったか、東京電力に対して、詳細な事実関係を再調査するように、原因を究明した上で再発防止策をまとめ、3月1日までに報告するよう、電気事業法と原子炉等規制法に基づいて東電に指示されたそうです。
 これに対して、東京電力の勝俣恒久社長は1日、甘利明経産相を訪れ「多数の不適切な案件が見つかり、大変申し訳ありません」と謝罪しました。
 そして、経産省原子力安全・保安院が3月末までに求めている不正の調査報告についても「たゆまず徹底的にうみを出します」と約束したそうです。。
 これに対して、経産相は「立地地点の住民の信頼は極めて大事。きちんと対応してほしい」と求めたそうです。

 このような問題がでれば、当然批判されるわえで、鈴木篤之原子力安全委員長からの批判もあります。
 鈴木篤之原子力安全委員長は、「安全上問題ないはずだから許されるのではないかという甘えがある」と同社を厳しく批判したそうですが。当然の批判です。
 また、鈴木篤之原子力安全委員長は「『社会的に大ごとになるなら、見掛け上、通常と変わらないようした方が簡単だ』との精神構造を憂慮する」
 ともと指摘したそうですが、まったくもって正論だと思います。
 今回の改ざんによって、日本の原発不正神話は、疑いの余地があるということになります。

 改ざんとは、文書の内容を書き直してしまうことであり、主に悪用するために、事実と異なることに書き直しをしているわけで、とどのつまりは、嘘の報告をしているわけです。
 人は、嘘をつく、人間や組織を信用する事はできないのです。

 なぜなら、一連の、改ざんは、鈴木委員長が、「安全上の重要性を認識した上での意図的な行為で、看過しがたい」と指摘したように、まさに、安全確保の基本を形骸化し、「正しい情報に基づく規制」の根幹を揺るがすことを意味します。
 また、排気筒などから放出される微量な放射性物質の検出値を改ざんは、普通に考えても、周囲の住民の安全を軽んじ、信頼を裏切る行為だとして着せざるを得なくなります。

 また、これは、1992年に、柏崎刈羽原発で。原子炉緊急停止の隠ぺいという事実をみても、改ざん、隠ぺいといった不正な情報操作が昔から存在していたことがうかがわれます。
 この緊急停止は1992年に東京電力柏崎刈羽原発1号機で、定期検査に入る前に原子炉を手動停止させようとした際、停止のさい、出力を落としていたところ、主蒸気配管の弁のトラブルで原子炉が緊急停止したそうです。
 原子炉が緊急停止した場合は、国などに報告する義務が法律で定められています。
 しかし、東京電力は、国などに報告せず、事実を隠ぺいしていたことがわかったものです。
 もちろん、緊急停止の原因となった、安全の最後のとりでともいわれている緊急炉心冷却装置(ECCS)を構成するポンプの故障を隠したまま検査に合格していたことが判明したそうです。 

 データの改ざん、隠蔽の 考えられる対策としては、保安院の分離、独立というものが考えられます。
 これは、柏崎刈羽原発の地元新潟県の泉田知事と柏崎市長、刈羽村長が、甘利経産相に検査体制の強化や、原子力安全・保安院を経産省から分離、独立させることを求める要請書を手渡し、早急な対策を要請されています。
 この要請書に対して、経産相は「省に推進(の役割)しか残らないのは、ブレーキのない車のようなもの」とし、「今まで以上にきちんとしたチェック体制をとれるよう議論したい」と返事をしたそうです。

 これに対して、東京電力の築舘勝利副社長は、2007年3月1日、今回判明した不正を含む調査結果を経済産業省原子力安全・保安院に提出したそうです。
 報告書によると、既に明らかになっている2件の原子炉緊急停止の隠ぺいなどのほか、柏崎刈羽原発(新潟県)3号機の緊急炉心冷却装置(ECCS)系の検査記録改ざんなど6件の原発データ不正があったそうです。
 1月末の報告分と合わせると、福島県と新潟県の3原子力発電所の全17基の原子炉のうち13基で、定期検査の際に延べ200件の不正があったことになります。
 この他、火力発電所13施設と水力発電所1施設でも新たに不正が見つかったそうです。
 今回、新たに明らかになった原発絡みの9件の不正が行われたのは、1985~2001年の期間だそうです。
 保安院は3月末までに提出され、東電の総点検結果を精査した上で対処を検討する方針だそうです。

 コレを受け、東京電力株が続落しているそうですが、当然といえば当然ですよね。

 なぜなら、このようなデータの改ざん、隠蔽は信頼を失うことだからです。


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国民保護法と原子力発電

国民保護法と原子力発電

 まず、国民保護法は、正式には「武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律」というそうです。
 いわゆる有事において、国民の生命、身体及び財産を保護し、国民生活等に及ぼす影響を最小にすることを目的としているようです。
 そのために、国・地方公共団体等の責務、避難・救援・武力攻撃災害への対処等の措置を事前に規定しておくとしているようです。
 国民保護法という名前ではありますが、その内容は、日ごろから有事を想定した日常生活からはじまることになります。
 そのために、役所や テレビ局、病院などは「戦時」のための計画を作り、「戦時」にむけて組織を整える義務が生じます。
 これを、やはり、万が一のときの準備は必要とするか、日ごろから、有事の準備とするから、戦争という意識を日常生活に植えつける行為とするかは、意見の分かれるところでしょう。

 さて、国民保護法において、いくつか疑問点があります。
 それは、何を持って有事とするかです。
 法案においては、日本政府が、「武力攻撃が予測されるに至った事態」とされています。
 一見問題がないようにもおもえますが、判断材料が事実とことなったり、捏造だったときの問題があります。
 疑心暗鬼になってはいかがなものかとおもいつつ、イラク戦争において、アメリカの大量破壊兵器がある証拠は嘘であったことは、アメリカ政府も認めたことです。
(実は、日本政府はこれについて、公式のコメントが見当たりません)
 日本は、外国からの情報で踊らされる可能性が非常に高いということです。
 その対策が立てられないまま、政府の判断で、有事とするのは、不適切だといえるでしょう。

 また、国民保護法で指摘されているのは、いわゆる有事にのみ適用する法律ではないことが問題視されています。
 これは、平時、つまり、日常生活において、役所や テレビ局、赤十字病院などは「戦時」のための計画を作り、「戦時」にむけて 組織を整え、訓練をしなければなりません。
 つまり、有事にそなえて、現在の日常生活を有事を意識した社会を作り変えるのも目的です。
 これは、
 第34条(都道府県の計画)、
 第35条(市町村の計画)、
 第36条(指定公共機関及び指定地方公共機関の業務計画)、
 第41条(組織の整備)
 を根拠としたものです。

 また、それに伴い、第42条(訓練)を根拠に、住民参加の避難訓練も実施されますし、自主防災組織や地域ボランティアが協力を要請される場面も考えられます。
 もちろん、建前上、「国民の協力は自発的な意志にゆだねられ強制はしない」となっていますが、協力しないと、土地や家屋が没収されたり、罰金を取られたり、懲役を課されるなど、矛盾した内容も見受けられます。

 この法案で国民保護の中心にあるのは「避難」ですが、、有事において、保護の対象としてまっ先に対応しなければいけないはずの高齢者や障害者、外国人のために、特別な手立ては考えられていません。
 さらに、意見を求められた鳥取の自治体は、住民の全員避難は不可能と答えています。
 また、有事に、避難用の幹線道路を自衛隊が優先的に使うべきと総理大臣が判断すると、住民の避難はさらにむずかしくなる現実がありますが、それについての対策は立てられていないようです。

 また、第43条(啓発)を根拠に、「戦時」に備える意味を国民に理解させる教育をすることになっています。
 学校やマスメディアは、「国防意識」や「愛国心」を強調し、有事の備えをしようとしているようですが、過剰な防衛意識や愛国心は国を暴走させることが懸念事項といえるでしょう。
 さらに、学校やマスメディアにおける啓発という名の戦時の教育は、果たして正常な国家の政策だといえるでしょうか?

 上記のような問題があるなか、 原発の万が一の事故はそうていしていても、原子力施設が攻撃された場合への対処方法には現実味がないという指摘もあります。
 各地に原子力発電所がある日本では、戦争になれば狙われる可能性は高く、そのときの想定した対処方法がありません。
 その結果、この法律では原子力施設への攻撃が、事実上、想定外になっている可能性があります。


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 次に、リンク集哲学系リンク集哲学者たちのつぶやきを追加しました。

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伊方発電所、プルサマール計画について

伊方発電所、プルサマール計画について

 平成16年5月10日、四国電力は、愛媛県および伊方町に対し、ウラン資源の有効利用の観点から、伊方発電所3号機にウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を採用する、プルサーマル計画について、安全協定に基づく事前協議の申し入れをおこなったそうです。
 その結果、平成16年11月1日、愛媛県と伊方町が了解したそうです。
 で、四国電力は、経済産業省に対し、原子炉設置変更許可の申請を行ったそうです。
 その後、国による厳正な審査が約1年半にわたって行われ、平成18年3月28日に、許可が降りたそうです。

  松山市と伊方町で7月23日に同時開催された「県プルサーマル公開討論会」の会場で取ったアンケートの結果を発表したそうです。
 そのアンケートは、討論会参加者1817人が対象で、有効回答は1316人分だったそうです。
 討論会の感想
 「良かった」「まあまあ良かった」が68%
 プルサーマルが必要かどうかの理解については
 「深まった」「だいたい深まった」が62%
 プルサーマルが安全かどうかの理解については
 「深まった」「だいたい深まった」が59%だったそうです。
 ただ、アンケートの中には、プルサーマル実施の賛否を問う設問はなかったそうです。
 このことから、アンケートの結果から、県民が安全だと思っているのか危険だと思っているのか判断できないわけです。
 とはいいつつも、討論会の目的は、賛否は別として、計画について県民の理解を深めることだったそうで、そういった意味では、アンケートの結果みれば、ある程度達成された事にはなります。

 とはいいつつも、この愛媛県伊方町の四国電力伊方原発3号機のプルサーマル計画について、隣接する八幡浜市の市議会特別委員会が、平成18年9月1日、「市民は安心・安全について不安感が払拭されていない。現状では容認しがたい」とする中間報告を全会一致で可決したそうです。
 そこで、8項目の問題点(要望)を挙げた意見書を今月中旬に国、県、四国電力に提出することを決めたそうです。
 この項目の中には下記のようなものがあったそうです。
 ・安全協定への同市の参加、もしくは県と同市による安心・安全確保のための新たな仕組みづくり
 ・道路網の整備拡充・避難体制の確立と市立八幡浜総合病院の整備充実に対する助成
 ・トラブルによる風評被害に対する的確な措置
 などだそうです。

 これに加え、委員長は「隣接の自治体として、市民には不安を抱いている人が多い。万が一の時には、立ち入り検査、情報伝達や風評被害についても是非考えてもらいたい」と話したそうです。

 さて、9月13日に四国電力伊方原発3号機のプルサーマル計画の伊方町議会が受け入れ議論がされたそうです。
 町議らは、国からプルサーマルの必要性や安全性の説明を受け、佐賀県玄海町の町議らからも話を聞いたそうです。
 その結果、町議は、総論としてプルサーマルに対し理解はするが、交付金の交付のされ方、地震への安全対策などに疑問が残るとして、結果の取りまとめを持ち越した。審議の中で、改定作業中の国の原発耐震指針に関し、四国電力は、伊方原発は改定後の指針にも適合するとの見方を示したそうです。
 プルサマール計画の実行はそれだけ慎重で、かつ安全性が保たれねばならないという事なのでしょう。
 さて、プルサマール計画に必要不可欠なのは、高レベル放射性廃棄物の最終処分場は必要不可欠ですが、問題は、高レベル放射性廃棄物の最終処分場についても、難航しそうです。
 プルサマール計画において、必要不可欠な、使用済み核燃料を再処理して出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場に関し、高知県の津野町や東洋町で候補地応募を検討する動きが表面化したことについて、高知県の橋本大二郎知事は9月14日、記者会見で、同県自分の在任中は処分場を受け入れないとの考えを示したそうです。
 ちなみに、橋本知事は2004年に、県内の別の自治体で誘致の動きがあった際に同様の発言をしているそうです。
 原子力発電、およびプルサマール計画に必要不可欠なのは、高レベル放射性廃棄物の最終処分場は必要不可欠です。
 高レベル放射性廃棄物の最終処分場ができる目途もつかずに、プルサマール計画は進めることは、計画があってないようなものです。

 さて、プルサーマール計画が受け入れがたいとされているのは、上記にある、総論としてプルサーマルに対し理解をしめしつつも、交付金の交付のされ方、地震への安全対策などに疑問が残るところにあるのでしょうが、他にも、原発の安全性が疑われているということにあります。
 といいますのも、伊方原発1号機に平成16年12月にひび割れが発見されたそうです。
 これをうけ、四国電力は平成17年1月28日付けで、原因と対策に関する報告書を原子力安全・保安院に提出したそうです。
 さて、ひびは当初、排気筒内面に12か所あるとされていました。
 しかし、詳細調査の結果、最終的に排気筒水平ダクト部に15か所、鉛直ダクト部に5か所みつかったそうです。
 上記にあるひびのうち、水平ダクト部・鉛直ダクト部で確認された最長のひびは長さ約2メートル73センチにも及んでいたそうです。
 この件に関して、このほか、いろいろありますが、こうしたことが「絶対安全なのだろうか?
 という疑いがでてしまうのかもしれません。
 といいますのも、四国電力は、このひび割れに対する対策としては、下記の4点をしめしたそうです。
(1)補助建家排気筒・格納容器排気筒水平ダクト部で、屋外にある断続溶接部間の隙間にシール材を塗布し雨水による腐食防止を図る
(2)補助建家排気筒・格納容器排気筒の水平ダクト部に補強鋼材を追設し、振動を低減させた構造のものに取替える
(3)補助建家排気筒鉛直ダクト部のひび割れ発生箇所を撤去し、同様のステンレス鋼板で復旧するとともに、振動低減を図るための振動抑制用サポートを追設する
(4)排気気筒の点検要領を定め管理する

 この報告を受けた、保安院はこの推定原因と対策を妥当なものと判断したそうで、他の原発への適用も考えるとしているそうです。

 この対策が他の原発へ適用も考えるということは、上記の対策をこれまでしていなかったことを意味します。
 そして、その対策をせずに、絶対安全です。
 と断言したわけです。

 さて、その対策がなされれば、安全かというと、層でもないようです。
 といいますのも、2006年10月11日、伊方町の伊方原発2号機で、一次冷却水中のヨウ素131の濃度が上昇する異常が確認されたと発表がありました。
 ヨウ素131はウランなどの核分裂で生成する放射性物質で、燃料棒の燃料被覆管(厚さ0.6~0.7ミリ)が破損し、一次冷却水中に漏れ出したと考えられるそうです。

 これで、信頼せよというのは、ちょっと難しいかもしれませんね。

 そのような状態で、2006年10月13日、愛媛県の加戸守行知事と同県伊方町の山下和彦町長は、四国電力が伊方町の伊方原子力発電所3号機で2010年度までの実施を目指すプルサーマル発電について、同社に事前了解(同意)書を交付したそうです。
 地元同意を得てプルサーマル発電の稼働条件が整うのは、九州電力玄海原発3号機(佐賀県玄海町)に続き2カ所目だそうです。


過去の記事
原発関連ニュースの所感(ヨウ素131検出)
http://son.cocolog-nifty.com/tetugaku/2006/09/131_36d7.html

原発関連ニュースの所感(志賀原子力発電所2号機)
http://son.cocolog-nifty.com/tetugaku/2006/10/post_0634.html


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原発関連ニュースの所感(志賀原子力発電所2号機)

こんにちわ。呟き尾形です。
 ちょっと思うことがあり、原発についての記事を書く事にしました。
 言うまでも無く、原発はとても凄い量の発電をする反面、核廃棄物
をだしたり、大事故の可能性が常に付きまといます。
 もちろん、現状を考えれば原発を今すぐ止める事は出来ないほど、
日本は原発に依存しています。
 となると、現実を考えれば、日本は原発を運用しつつ、原発事故を
発生させないような体制作りが必要になるといわざるを得ないわけです。
 さて、原発事故を防ぐために、私たち国民は何ができるでしょうか?
 それは原発に関心を持ち続けることです。
 大事故というものは、信じられないほど単純なミスの積み重ねから始まるものです。

 さて、北陸電力が北陸電力が志賀原発停止で通期売上予想を減額修正をしたそうです。
 これは、
★★★
北陸電力<9505.T>は、停止中の志賀原子力発電所2号機の再開メドがたたないことから、2007年3月期連結売上予想を100億円減額して4800億円にすると発表した。2号機は日立製作所<6501.T>製タービンのトラブルで7月5日から停止している。
★★★
[ロイター:2006年08月03日16時34分]より

 とあるように、7月5日以降、点検が行われていいました。
 点検が行われるようになったきっかけは、2006年6月15日にトラブルを起こした浜岡原子力発電所5号機のタービンと同型であった為です。
 で、この点検の結果、2006年7月18日に、点検をした志賀原子力発電所2号機のタービンにひびが入っていることが確認されたので、点検が終了するメドがたたないという事情があったわけです。

 もちろん、北陸電力では今後、トラブルの原因調査に入る方針だそうです。

 ところで、この志賀原子力発電所、北陸電力志賀原発2号機をめぐり、運転差し止めを求めた民事訴訟の判決が3月24日にありました。

 なんでも、「電力会社の想定を超えた地震動によって原発事故が起こり、住民が被曝(ひばく)をする具体的可能性がある」
 とのこと、つまり、巨大地震による事故発生の危険性があると裁判所が判断したわけです。
 住民側の請求通り北陸電力に対して志賀原発2号機の運転を差し止める判決を言い渡されています。
 予想外である判決ではあるものの、判決ポイントは下記のとおりのようです。
・原発近辺にある邑知潟断層帯がM7.6程度の地震になる可能性がある。
・2005年8月にあった、女川原発の敷地内で、国の想定する「想定最大加速度」を超える揺れがあった。
 ということでした。 
 つまり、原子力発電所の耐震性に対して、警鐘を鳴らす判決が示されたということです。

 ちなみに、電力業者の言い分としては2005年8月の宮城県沖地震で、東北電力女川原発は自動停止した。「だから、安全だ」ということだそうです。
 しかしながら、地震の大きさこそ耐震設計の範囲内でしたが、問題は、女川原発の敷地内で想定を上回る揺れを観測していたことが重視されたようです。
 ところで、北陸電力側は直ちに控訴したため、志賀原発2号機は直ちに止まるという状況にはなっていません。
 そんななか、志賀原発で防災訓練が8月20日におこなわれたそうです。
 県や経済産業省原子力安全・保安院、同町、北陸電力など92機関の職員と周辺住民ら計約1350人が参加したそうです。
 緊急時の通信連絡や負傷者の救護、住民の退避誘導などの訓練をしたそうですが、裁判の判決を考えると、緊迫感のある訓練だったと思われます。

 ちなみに、志賀原子力発電所で、過去にあったトラブルです。

 2004年6月10日 志賀原子力発電所1号機 廃棄物処理建屋内における水漏れ

2005年4月1日 石川県羽咋市で高さ90メートルの北陸電力㈱能登幹線の鉄塔が、大規模な地滑りの影響を受け倒壊し、送電できなくなったため1号機を午前4時30分に手動停止。6月に運用開始予定であった能越幹線の運用を早め、4月26日、運転再開。

 2006年1月26日 志賀原子力発電所2号機 営業運転に向け試験中、原子炉隔離時冷却系の蒸気供給隔離弁の試験をおこなったところ、2つあるうちの1つが全閉できなかった。その後、全閉することを確認したが、詳細に点検するために原子炉を停止する。

 2006年3月24日 耐震性の疑問に対し金沢地方裁判所より志賀原子力発電所2号機に対し運転差し止め命令が命じられる。北陸電力側はただちに控訴、運転を止める予定はないとのこと。

 2006年7月18日 志賀原子力発電所2号機のタービンにひびが入っていることが確認される。6月15日にトラブルを起こした浜岡原子力発電所5号機のタービンと同型であった為、7月5日以降、点検が行われていた。なお、この点検は今後も続くとのこと。

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原発関連ニュースの所感(ヨウ素131検出)
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原発関連ニュースの所感(ヨウ素131検出)

こんにちわ。呟き尾形です。
 ちょっと思うことがあり、原発についての記事を書く事にしました。
 言うまでも無く、原発はとても凄い量の発電をする反面、核廃棄物
をだしたり、大事故の可能性が常に付きまといます。
 もちろん、現状を考えれば原発を今すぐ止める事は出来ないほど、
日本は原発に依存しています。
 となると、現実を考えれば、日本は原発を運用しつつ、原発事故を
発生させないような体制作りが必要になるといわざるを得ないわけです。
 さて、原発事故を防ぐために、私たち国民は何ができるでしょうか?
 それは原発に関心を持ち続けることです。
 大事故というものは、信じられないほど単純なミスの積み重ねから始まるものです。
 ということは、単純なミスを発生させないような緊張感を保つことがことが大事故を起こさせないことになります。
 実際、先日、東北電力では、原発の安全管理がずさんだとして国から品質保証体制の総点検を指示されている問題がありました。
 これについては、東北電力の高橋社長は「女川は84年の運転開始以来、順調に稼働してきたため、高慢とまでは言わないが(社内で)原子力に対する厳しさが薄れてきた」
 という言葉を残しました。
 つまり、すべてを電力会社に任せることがこうした自体をまねいたのではないか?
 と判断し、blogの記事を書きつつ、原発関連のニュースを監視していこうと思った次第です。
 
 さて、東北電力は女川原発付近で、放射性ヨウ素131が検出されたそうです。
★★★引用ここから★★★
新たにヨウ素131検出・宮城(共同通信)
 東北電力女川原発(宮城県女川町など)周辺の海の海藻からごく微量の、放射性ヨウ素131が検出された問題で、宮城県と東北電力の14日までの調査で、新たに女川原発周辺海域3所の海藻と、発構内の浄化槽汚泥から、ヨウ素131が検出さ出された。人体に影響はないレベル。女川原発からの気体廃棄物や排水からは検出されておらず、宮城県は、女川原発とは別の原因があるとみてさらに調査する。 
★★★引用ここまで★★★
[共同通信:2006年08月14日20時00分]より

 だそうです。
 これは、東北電力女川原発(女川町、石巻市)の周辺海域から相次いで人工放射性物質「ヨウ素131」という、放射性物質が微量ながら、検出されたことからはじまったそうです。
 で、これが、1回の調査で、次の調査で見つからないというのであれば、問題が無かったのですが、検出範囲は調査のたびに広がったそうで、なんと原発から12キロも離れた地点で最高濃度を記録したそうです。
 東北電力としては、原子炉内で発生する他の放射性物質(コバルト60やマンガン54など)が検出されていないので、「原発由来」を否定したそうです。
 また、専門家も東北電力と同意見だそうです。
 冷静に考えてみれば、仮に、燃料棒や原子炉トラブルで流出するなら、ほかの物質が見つかるはずだからです。

 ただし、人工放射性物質「ヨウ素131」が、検出から1カ月過ぎても原因は特定されていません。
 ちなみに、人工放射性物質「ヨウ素131」は、人体に影響ない微量との事でした。
 とはいえ、自然界には存在しない物質が次々検出されたという事実に、関係者は困惑しているそうです。

 同じようなケースが過去に、石川県の志賀原発でもあったそうです。1995年4月、同原発周辺海域で、微量のヨウ素131が検出されたそうですが、原発施設に異常はなく、「薬品が投棄されているのでは」との見方も出たが、原因特定には至りませんでした。
 こうした事もあり、8月4日開催の女川原発環境調査測定技術会でも、医薬品を疑う意見が出たそうです。
 とはいいつつも、NPO法人「原子力資料情報室」(東京)は「検出範囲が広すぎる。これでは何カ所にも捨てられていることになる」と指摘したそうです。

 さらに、実は、女川原発、ちょっと前に、原発の安全管理がずさんだとして国から品質保証体制の総点検を指示されています。
★★★引用ここから★★★
東北電が配管点検の強化を報告(共同通信)
 原発の安全管理がずさんだとして国から品質保証体制の総点検を指示されている問題で、東北電力は21日、女川原発(宮城県女川町など)の配管減肉の点検結果と、減肉管理方法見直しの最終報告書を経済産業省原子力安全・保安院に提出した。点検結果によると、東北電は1~3号機で減肉の可能性がある配管計約 2200カ所を点検、1号機と2号機で計4カ所の★★★引用ここまで★★★
[共同通信:2006年08月21日19時20分]より

 と、ちょっとタイミングが悪すぎるのかもしれません。

 タイミングが悪いなら、悪いなりに慎重に対処するべきなのですが、定時のモニター調査でヨウ素131を検出した東北電力が、県に報告したのは3週間後です。
 ま、管理がずさんな状態だから仕方ないのかもしれませんね。
 ともあれ、東北電力は緊張感がなさすぎたというのは事実のようですし、これは、東北電力も認めるところのようです。
 実際、東北電力の高橋社長は「女川は84年の運転開始以来、順調に稼働してきたため、高慢とまでは言わないが(社内で)原子力に対する厳しさが薄れてきた」と釈明したそうです。
 そして、「女川原発でご心配をかけて深くおわびします」と陳謝したうえで、「報告の遅れなどの不手際を改善して、ヨウ素は原因を突き止めたい」と述べたそうです。
 
 こんなこともあるので、原因究明が進まない中、東北電力の初動への批判も出ているそうです。


 ちなみに、
女川原発のサイト
http://www.tohoku-epco.co.jp/electr/genshi/onagawa/index.html
 ですが、調査中ということもあるのでしょうか、ヨウ素の件は見つかりませんでした。



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