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新潟県中越沖地震後の火災(柏崎刈羽原発)

●新潟県中越沖地震後の火災(柏崎刈羽原発)

 2007年7月16日、新潟県中越沖地震後、東電の柏崎刈羽原発内の変圧器から出火したとの報道がありました。
 場所は、3号機の外にある主変圧器で、変圧器は近くにある原子炉の建物とは別の場所にあり、この火災で原子炉のある建物等への延焼はないそうです。
 変圧器は3号機でできた高圧の電気を所内で利用するために電圧を下げる装置だそうです。
 火災はの消火は、職員らあたったそうですが、黒煙を上げて燃え続け、正午すぎに鎮火したそうです。
 現場にいた、川俣晋(すすむ)ユニット所長によれば、身の危険を感じた職員らは、火事の近くで見守るか、安全な場所で監視するか迷った末に退避し、約30メートル離れた建物の陰から「見守るしかなかった」そうです。

 後日の柏崎刈羽原子力発電所の高橋明男所長の説明によると、3号機の火災現場には、職員ら4人が駆けつけたものの、現場近くにあった消火用配管が壊れていたそうで、このため数十メートルの距離から放水できるはずのホースからは、「1メートルほどしか水が出なかった」という説明があったそうです。

 経済産業省原子力安全・保安院によると、地震に伴い原発で火災が起きたのは国内初だそうです。

 火災の原因については、後日、2007年8月23日の報告によると、地盤沈下で内部の絶縁油が漏れ、引火したとする調査結果をまとめ、甘利経産相に報告書を提出したそうです。
 報告書によると、原子炉建屋と変圧器を結ぶ電気ケーブルの支柱が地震で20~25センチ沈み込んだ。その衝撃で、変圧器側の磁器製絶縁体(直径約20センチ)が破損し、変圧器内部の絶縁油が漏れ出した。同時に、金属製の管に覆われていた電気ケーブルが中でショートするなどして火花が生じ、漏れた絶縁油に引火したとされています。
 東電は、再発防止策についても、まとまり次第、報告することにしているそうです。
 ちなみに、ケーブルには1万9000ボルトの電気が流れていたそうです。

 変圧器は所内の電源用ですが、所外からも電力が供給されるため、火災によって、安全上の機能に影響はなったそうです。
 しかし、消防隊到着まで約1時間、鎮火まで2時間近くを要したことが問題であると指摘されています。
 その経緯は下記の通りです。
 当時、敷地内の放射能値に異常はないという報告がされました。
 この一連の鎮火に、柏崎市消防署の消防隊が通報から現場到着まで約1時間掛かったことが問題視されています。
 同署の所長によると、火災を把握したのは、地震発生14分後の16日午前10時27分。
 東京電力からの連絡で知ったそうです。
 その後、同11時ごろに消防隊が出発。同30分ごろに現場に消防隊が到着して消火活動を始め、午後0時10分に鎮火したそうです。
 同署の署長は、出発までに時間がかかったことについて「次々と救急要請の連絡が入ってくる中で、消防隊員を救急現場に出していた。人員が不足した」と説明したそうです。
 現場への到着に30分掛かったのは、「道路の状態が悪かったことに加え、込んでいた可能性もある」と理由を話したそうです。
 通常ならば、同署から15分程度で到着するそうです。
 また、経済産業省原子力安全・保安院によると、地震に伴い原発で火災が起きたのは初めてだったということもあってか、当時所内にいた職員らが同発電所の自衛消防隊に発生を通報し招集していなかったそうです。

 原子力安全・保安院によると、火災を発見したのは巡回中の2号機の男性当直員で、すぐに3号機の運転責任者である当直長に連絡したそうです。
 さらに、男性は変圧器近くにいた作業員らとともに計4人で初期消火に当たったのですが、本来、東電は休祭日の原発施設で火災が発生した場合、当番の職員らが自衛消防隊を招集するとしています。
 しかし、3号機の当直長から当番職員への連絡は遅れ、さらに当番職員は国や県、地元消防などへの連絡に気を取られ、自衛消防隊への通報を忘れていたそうです。
 それに加え、 油火災に対応できる化学消防車は未配備で、電話がつながらず自衛消防隊も招集できなかったなど、ずさんな防災態勢が露呈、今後に大きな課題を残しました。
 この問題に対してか、東電は、同原発内に自前の消防車を配備する方針を固めたようです。
 2007年7月19日時点では、東海地震の想定震源域にある中部電力浜岡原発には2台の消防車が備えられているそうです。
 しかし、他の原発については、原発は火災発生の可能性が低いとして消防車は置いていませんでした。 柏崎刈羽原発については、国際原子力機関(IAEA)が2005年に防火対策の不備を指摘されていたそうですが、問題は解消されていなかったということですね。

 また、原発など原子力施設を保有する国内11社が20日、施設内の消火設備や連絡体制に関する緊急調査書を経済産業省原子力安全・保安院に提出したそうです。
 油火災に対応できる化学消防車や消防署への専用回線を設けているのは一部にとどまり、国内原発の消防体制が十分でない実態が浮かび上がってしまいました。
 これをうけ、経産省は各社に、自衛消防体制の強化と迅速な連絡体制の整備などを指示。改善計画を2007年7月26日までに提出するよう求めたそうです。
 ちなみに、2007年7月20日に、報告したのは、原発を保有する電力10社と、ウラン濃縮施設や使用済み燃料再処理施設を抱える日本原燃(青森県)で、東電は柏崎刈羽原発の分だけしかまとめていないそうです。 


 さて、この火災を受け、当時の経産相の甘利氏は、京電力の勝俣恒久社長を経産省に呼び、消防隊が到着するまでの同社の初期消火活動が遅れたとして、厳重注意したそうです。
 また、後日、甘利氏は柏崎刈羽原発について、安全を確認するまで運転を見合わせるよう指示したそうです。
 甘利氏の指示を受け、東電は同原発の機器や配管などの安全点検を本格化させるが、「詳細な安全確認はこれから」(東電広報部)としているそうです。
 それに加え、甘利明経済産業相は閣議後会見で、東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)で起きた変圧器火災への対応が遅れたことについて「火力発電所に比べ、原発の火災に対する想定が若干甘かった。自力で消火できるような体制を取ってもらいたい」と述べ、地震時の消火対策の強化を求めました。
 これは、専従の消火要員が24時間配置されている原発は1カ所もないという報告をうけての発言のようで、他の原発も、柏崎刈羽原発と同様、10社のうち7社は化学物質による火災に対応する化学消防車を配備していないことも判明しました。
 この現状の対策として、大規模地震による原子力関連施設の火災対策を強化するため、総務省消防庁は2008年2月5日、原子力発電所や核燃料再処理施設が管内にある13道県の15消防本部に対し、原発などの火災に優先して対応する化学消防車を1台ずつ配備するよう求める方針を決めたそうです。
 3月末までに消防車の配置基準を定めた指針を改正するそうです。
 
 また、甘利経産相は原発の火災への対応や、放射能を含んだ水漏れの公表などの遅れについて「一生懸命対応しようとしたのは事実だが、紙の上でマニュアルを決めても慌ててしまうというのが今回の教訓」と指摘したそうです。
 その上で、「事が起きても動揺しない精神的な訓練をやってほしい」と求めたそうです。
 また、2006年9月の耐震設計指針の見直しにより、各社が進めている既存原発の耐震安全性の再評価作業の前倒しを求め、新たなスケジュールを1カ月後をめどに提出するよう指示したそうです。

 さらに、2008年1月26日、経産省原子力安全・保安院は、原発で使う核燃料の加工施設の火災対策を充実させるため、火災防護の具体的な方法を定めた初のガイドラインを作成することを決めたそうです。
 青森県六ケ所村に国内初の本格的なプルトニウム・ウラン混合酸化物燃料の加工施設が計画される中、毒性が強いプルトニウムやウランの粉末などを外部に放出しないように規制を強める方針だそうです。
 既存のウラン燃料加工施設にも適用する予定だそうです。

 
 東京電力柏崎刈羽原子力発電所の高橋明男所長が2007年7月20日、発電所内で地震後初めて記者会見し、変圧器の火災や放射性物質の放出などのトラブルについて「大変ご心配をお掛けし、おわび申し上げたい」と謝罪したそうです。
 その上で、会見が地震発生から5日目となったことについて「原子炉を安定的な状態にもっていくというのが一つの使命で、全体の状況把握に時間がかかってしまった」と釈明しました。
 高橋所長は、地震が起きた16日は、社宅近くで火災の発生を知り、午前11時すぎに発電所に到着したと説明しました。
 同社の説明によると、初期消火が遅れたのは、消火栓の配管が破断したため水圧が低下し、ホースの水が1メートル程度しか届かなかったためという。爆発など身の危険を感じた所員は退避し、30~50メートル離れた建物の陰から状況を監視したとされています。
 
●新潟県中越沖地震(柏崎刈羽原発)
http://son.cocolog-nifty.com/tetugaku/2008/09/post_947c.html


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