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一貫性のない二枚舌総理

一貫性のない二枚舌総理。

安倍首相、消費税上げを示唆=荒井氏らと連携も
(時事通信社 - 07月06日 01:11)
★★★ここから★★★

 安倍晋三首相は5日夜、日本テレビの番組に出演し、消費税引き上げ問題について「上げないなんて一言も言ってない。基礎年金は全部税と言っているのに1パーセントも上げないと言っている小沢一郎民主党代表とは明らかに一線を画している」と述べ、参院選後の政権維持を前提に、今秋の税制改正で税率引き上げに踏み切る可能性を示唆した。

 首相はこれまで消費税について、2007年度をめどに「消費税を含めて抜本的な税の改革を行う」と述べるにとどまっていた。

 09年度に予定される基礎年金の国庫負担割合2分の1への引き上げに関し、財源を問われたのに答えた。首相は「決して消費税から逃げることはしない。税制の抜本改革は近いうちに信を問うことになっている」として、税率引き上げを決めた場合は、次期衆院選で国民の審判を仰ぐ考えを示した。

 首相が税率上げの可能性に言及したことで、参院選では、年金問題と合わせて消費税も争点の1つに浮上しそうだ。ただ、首相は「今の段階で何パーセント上げるとなれば(財政規律が)緩んでしまう」と述べ、参院選で消費税上げの是非を問う考えはないことも強調した。

 一方、新党日本を事実上離党した荒井広幸参院議員らとの関係については「憲法改正は国会議員の3分の2以上の発議が必要だ。なるべく多くの人に支援してもらう努力は当然だ」と語り、連携もあり得るとの考えを示した。荒井氏は郵政民営化法案に反対して新党日本を結成。自民党を除名されたが、もともと首相に近く、昨年9月の首相指名選挙では首相に投票した。 
★★★ここまで★★★
 だそうです。

 所信表明演説というものがあります。
 所信表明演説では、内閣総理大臣個人の所信として、国政についての方針や重点課題を説明するわけです。
 で、その所信表明演説で安倍前総理大臣は、いいました。
「消費税については、逃げず、逃げ込まず」
 ・・・。
 まぁ、たしかに、上げないなんて一言も言ってませんが、逃げず、逃げ込まずとはいっています。
 よく、意味がわからない言葉ではあったものの、文脈としては、安易な消費税率アップはしない、消費税は現状維持、行政の無駄をなくしてそれでもどうしようもないときは検討しようというところでしょう。あるいは、消費税という制度の逆進性の対策とかですね。

 じゃぁ、この半年で、行政の無駄がなくなったかといえば、事務所費問題やら、社会保険庁の年金問題と、本当に無駄が無いかといえばそうでもありません。
 なんにしろ、逃げず、逃げ込まないのなら、出来る事をしてからでしょうが、1年もたたずに、消費税そのものの改革なんて一言も述べず、消費税の税率アップはしないとはいっていないなんて、消費税に逃げたとはとれますね。
 所信とは、信じている事柄なんですが、逃げず、逃げ込まず、といって、消費税を上げないなんていっていないですか・・・。
 なんとも、軽い所信だし、簡単に過去に言っている事を裏返して平然とし「上げないなんて一言も言ってない」ですか。
 なんとも、過去に自分の主張したことについて、平然と矛盾することをいえることを二枚舌といいます。
 そして、二枚舌であるということは、一貫性がないということになります。
 で、これが初めてならと思いますが、今まで、過去の主張を簡単に翻すのが安倍前総理大臣です。
 なんとも、一貫性のないリーダーですね。

 えてして、有能なリーダーの共通点は、一貫性をもっているものです。
 なぜなら、一貫性のあるリーダーはメンバーから信頼され、メンバーは、信頼するリーダーの言う事に従うものです。
 逆に、一貫性の無いリーダーは、リーダーとして信頼されません。当然、メンバーは信頼できないリーダーのいうことを聞けるはずもありません。
 口では、うまい事をいいますが、後日、それを翻されたらたまったものではないからです。
 信頼されない人の言う事は、リーダーであろうとなかろうと、耳を貸す人はいなくなります。

 とはいいつつも、消費税に頼らざるを得ない現状もあるのは確かです。
 ただ、現在の消費税は、上記にちょっとふれましたが、逆進性という問題点を抱えています。
 なぜなら、所得の有無にかかわらず、同じ税率で、さらに生活必需品に課税されるわけです。
 すると、低所得者ほど、収入に対して、消費税を負担する割合が大きくなるわけです。
 これにより、苦しくなる仕組みの税制度が、現在の消費税です。

 この問題を解決しつつ、税率を上げますといえばいいものを。
 そうすれば、消費税に逃げるどころか、向き合って税制改革していますという暗示になりますし、消費税の現状の問題を改善する印象をあたえられるんですけどね。
 上げないなんて一言もいっていないというのは、上げますつまり、消費税に逃げますということを暗示しているわけですよね。
 逃げず、逃げ込まずと所信を表明しておいて、あげないなんていっていないでおわらせますか。
 一貫性のない総理ですこと。

 実際、その一貫性の無さは、下記のニュースに現れています。

<参院選>首相「勝敗ライン示さない」…責任論避ける狙い
(毎日新聞 - 07月09日 11:26)
★★★ここから★★★
 安倍晋三首相(自民党総裁)は9日、報道各社のインタビューに応じ、参院選の責任論に関連する勝敗ラインについて「(示す考えは)ありません」と明言した。民主党の小沢一郎代表が与党過半数割れが実現できなければ、政界を引退する考えを表明した中、自民党内で与党過半数割れの場合の責任論が高まるのを避ける狙いがあるとみられる。

 また、首相は消費税率の引き上げについて「新経済成長戦略で着実に経済は成長している。十分に(消費税率を引き上げないで済む)可能性はある」との考えを示した。そのうえで「歳出をカットすれば、安定的な財源になる」と歳出削減を優先する姿勢を強調した。

 赤城徳彦農相が関係する政治団体の政治資金問題に関して、野党が領収書の公表を要求していることについては「光熱水費月800円、人件費5万円、事務所費3万円との内訳を表に出している。これを示せば十分だろう」と述べ、さらなる説明は必要ないとの判断を示した。

 参院選で与党が過半数割れした場合の政界再編の可能性については「政界再編は必要と要請によって行われるもの。参院選はそういう再編の選挙にはならないと思う」と語った。

 自民党の一部県連で、公明党との選挙協力のため、公明党の比例代表候補を支援する動きが出ていることに関しては「連立与党を組んでいる公明党との協力関係で、いろいろな工夫をするのは選挙戦を戦う上での知恵だ」と容認する考えを示した。選挙後に参院で比較第1党を維持するため、公明党と統一会派を組むことについては「考えていない」と否定した。
★★★ここまで★★★
 だそうです。

 つまり、選挙の結果という主権者の判断は無視するってことですね。
 まぁ、得意技として、強行採決、前代未聞の与党による審議気拒否という、都合の悪いことは、徹底的にシラをきる、無責任な総理らしいといえば、総理らしい無責任な発言だとは思います。

 でも、民主主義国家の首相としては、不適切な発想ですね。
 なにせ、民主主義の理念である、主権者は国民であるとしたときの、国民の声である、選挙結果において、勝敗ラインを設定しないということは、自分の政治判断の是非を儲けないってことですから。

 なんにしても、大切なことになると、貝のように口を閉ざす、ずるくて、無責任な総理なんですよね。

 大体、上記の引用の記事で、
「新経済成長戦略で着実に経済は成長している。十分に(消費税率を引き上げないで済む)可能性はある」
 とありますが、その可能性を実現しようとしているのかどうかが重要で、仮に、消費税率を引き上げないという目標を持ったとき、どんな政策にするのかと意思表示するという、政策の方針決定が、内閣総理大臣の仕事なわけです。
 それをしない。
 責任とは、自分が引き受けて行わなければならない、果たすべきつとめなわけで、それが出来なければ無責任なわけです。
 さらに、その責任において果たすべき事が出来なかったという結果に対して、義務や償いをするのも、また責任なわけです。
 安倍前総理大臣は、そうした責任を避けようとばかりしています。

 総理の椅子がそんなに惜しいのか、それとも、なんらかの理由で、総理の椅子にしがみつかざるを得ないのかは、わかりません。

 ただ、安倍前総理大臣は、主権者の判断を見る前に、それを拒否しようとする、非民主的な言動をとっているわけです。
 これは、もう、民主主義国家の総理の資格以前に、国会議員としての資質が疑われることになります。
 なぜなら、国会議員は主権者の代弁者であり続けなければいけないからで、安倍前総理大臣は、上記の記事の言動によって、その責任を放棄したことになります。
 責任を放棄するということは、無責任であるということです。

 ゆえに、安倍前総理大臣は、無責任総理大臣であるのは、上記の理由から、判断せざるを得なくなるわけです。

 また、無責任であるということは、駄々をこねることもありますね。

与党敗北なら離党者続出=小沢氏は「駄々っ子」-森元首相
(時事通信社 - 07月10日 21:00)
★★★ここから★★★
 自民党の森喜朗元首相は10日、松山市で講演し、参院選に関し「自民党、公明党で過半数を割るようなことになったら、また(自民党から)1人抜け2人抜けして政治が混乱することを心配する。金融も立ち直り、地方間格差の問題を片付けようという矢先に、この若き獅子(安倍晋三首相)をつぶしてしまうのは大きな損失だ」と語った。

 民主党の小沢一郎代表が参院選後の政界再編に言及していることを踏まえ、参院選での与党の敗北は安倍政権の崩壊につながりかねないと危機感を訴えることで、自民党内や支持組織を引き締める狙いとみられる。

 小沢氏が参院選で野党が過半数を取れなければ政界を引退する意向を示したことについては、「人の同情を誘うのか、党内を叱咤(しった)激励する意味なのかどちらでもいいが、選挙区から選ばれた代表として、選挙に勝てなかったら議員を辞めるというのでは駄々っ子みたいだ」と批判した。 
★★★ここまで★★★
 だそうです。

 参院選で、過半数割れしたからといって、自民党から抜けて混乱するのは、総裁のリーダーとして問題があるからでしょうね。
 金融も立ち直り、地方格差の問題を片付けようとする矢先だからこそ、しっかりとしたリーダーが必要なのに、一貫性のない朝令暮改な発言を、美辞麗句でごまかすリーダーは勘弁して欲しいというのが、正直なところです。
 若き獅子というより、反対意見があれば、強行採決、批判があれば、逆ギレするというのでは、子猫のように無邪気に権力を弄んでいるといえるのではないでしょうか?

 また、参院選という、国民の意見を法的に伝える場において、責任ラインを設けないと、責任放棄するという、駄々をこね手すらいます。
 駄々っ児とは、ききわけのないことです。

 多くの国民から、批判された、柳沢現厚生労働相の産む機械発言は、根拠も示さず問題ないと駄々をこねています。
 多くの国民があきれたであろう、故松岡前脳水相の「ナントカ還元水」を含めた事務所費問題、問題なしと駄々をこねています。
 多くの国民が怒りを感じたであろう、原爆しょうがない発言は、辞任前日まで問題なしで朝令暮改で辞任を「そうですか」とうけいれるという駄々のこね方です。

 さらに、安倍前総理大臣のどこが我儘といえば、自分の信念に反対されれば、話し合いせず、強行採決、格差など存在しないと言い張って、主権者たる国民の声を黙殺するという、民主主義の国家の首相でありながら、民主主義というイデオロギーを無視しています。

 なんというか、今回の選挙に政治生命をかけると宣言した政治家を、森元総理は、駄々っ児という政治屋の発言。
 じゃぁ、その政治屋が、支持する人はどうかといえば、同じ選挙に政治生命をかけるどころか、主権者の意見を無視する発言をし、それ以前に強行採決や与党による審議拒否までして、自分のやりたい事は強引に押し通し、野党の言う事は耳をふさぐという、わがままを押し通しています。
 この一貫性の無さは、正々堂々としているとは、個人的な価値観において、おもえないわけです。

 森元総理が、駄々っ児はけしからんというのなら、森元総理が若獅子と比喩した安倍前総理大臣は、選挙に責任ラインはつくらないと、選挙に負けても自民党総裁として責任はとらんという方が、一般的に、よりみっともない駄々っ児だといえるでしょう。

 となれば、森元総理的な表現をすれば、安倍前総理大臣は、駄々っ児総理ってことになりますかね。


★★★
 ここからは、ホームページ更新情報です。
http://homepage2.nifty.com/SON/index.htm
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 次に、呟き尾形の哲学手記第33回自主律尊1を更新しました。


★★★



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