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裁判員制度への質問状 2 法律のインフォームドコンセント

裁判員制度への質問状 2 法律のインフォームドコンセント

 裁判員制度について、理解するために調べたところ、下記のような疑問がでてきました。
 一見とっぴょうしもない疑問だとは思います。
 しかしながら、冷静に実際に運用すれば、それほど特殊な条件でもなく、充分に現実にありうるとはおもいます。
 疑問とともに、私なりの私見を加えて書いてみました。
 すでに、メールにて、
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/iken.html
 へは送信し、法務省へも送付する旨の返信は返って来ました。
 実際、検討されるかどうかはわかりませんが、もしよろしければ、この記事を読みながら、疑問について考えていただければ幸いです。

 ちなみに、私の感じる、裁判員制度の問題点はこちらです。
http://son.cocolog-nifty.com/tetugaku/2005/02/post_19.html

-------------
Q・万が一、専門家に法律のことを知らないために馬鹿にされた場合どうなるのですか?

 実は、一般の人はこれが一番不安だと思います。
 ここでいう馬鹿にするというのは、暴言や、あからさまな態度にかぎりません。
 あいまいではあるものの、馬鹿にされたと感じるようなこと、たとえば、鼻で笑ったり、言葉のはしばしが「こんなこともしらないのか?」という言動や態度をとられることです。
 いきなり、知らない分野に義務だから。
 という理由で、裁判員という軽くも無い責任をおしつけ、専門家以外のみなさんの意見をとりいれたい。
 などとのたまわれていますが、そんなことをしたいのなら、国民投票にしてもいいだろうし、メールや郵便、電話受付という窓口を設置する方がよっぽど効果的です。
 なぜなら、実際、興味もない人を義務だという理由で、裁判員にしてもいい結果がえられると考えるのは、不適切です。

 それはさておき、法律の常識と、世間一般の常識は大きく異なります。
 法律の常識を理性となぞらえるなら、世間一般の常識は、義理と人情という感覚、つまり感情だといえます。
 そもそも、常識がなりたつ根拠が異なれば、そこでコミュニケーションは不可能になります。
 裁判官によるインフォームドコンセントが重要なキーになるわけです。

 さらに、いえば、結局判決は裁判の常識が最優先なのです。
 となれば、法律の専門家の常識が優先され、権力者になりますし、世間の感覚である義理人情という視点を取り入れる目的のはずなのに、法律の土俵だからといって法律の常識をおしつけられれば、何のための裁判員制度なのか、目的がうしなわれ、裁判員制度そのものが形骸化してしまいます。

 法律の専門家ならざるであろう裁判員の常識は取り入れられるどころか、むしろ弱者になるという、おかしな構図が成り立ちます。
 さらに、現段階においては、評議という裁判員と裁判官の判決を下す話し合いにおいて、裁判官と裁判員は、対等な立場で議論することになっていますが、最初から対等ではない土台が出来上がってしまっています。

 で、社会において、自分の専門分野において、非専門分野の人が対等な立場として入ってきた場合、人であれば、非専門分野の人間の勘にさわるような言動や態度がとられるわけです。
 もちろん、裁判員を馬鹿にするなんてことは、絶対していけないことであれば、それをしたとき、それなりの処罰があるはずなんですけどね。

 でも、たしか、評議の内容は、守秘義務によって、しゃべってはいけないことになっています。すると、評議で馬鹿にされても、どこにも訴える場所がないとなると、これはどうなることやら(笑)

 くわばらくわばら。

 ちなみに、批判ばかりでなんですので、提案です。
 裁判員は、裁判員満場一致において、裁判官の解雇権ないし、裁判の裁判官である更迭権をえる。
 つまり、馬鹿にしたと判断される言動や態度、および、インフォームドコンセントが不十分なことによって、議論に不具合を生じさせた場合、裁判官は解雇ないし裁判の裁判官であることを更迭されるとすれば、裁判員は馬鹿にされる事はなくなるし、懇切丁寧に法律の非専門家にたいして、法律のインフォームドコンセントという説明責任を果たしてくれるはずです(笑)

--------------
他の疑問は、また後日

疑問リスト

マスコミにしつこく質問、かつ狡猾に質問されて、結果的に秘密が漏れてしまった場合、マスコミに責任はないのですか?

裁判員に対して,その仕事に関して頼み事をする行為というのは、マスコミのインタビューも含まれますか?

裁判員になり、守秘義務をまもりつつも、裁判員であることを隠して、裁判についての個人的意見を述べる事は禁止されますか?

自分が裁判員であることを、自分の意思で言うことに、なんら問題はありませんか?

評議のとき、裁判員がメモを取る事は許されますか?
そのメモが不慮の事後により、外部に流出したときはどうなるのですか?

裁判員や裁判員であった、親族以外の大切な人(恋人や友人)を脅した場合は処罰されないのですか?

直接秘密は守ったが、言葉の端々から、憶測や推測がたまたま当たっていて、結果的に秘密が漏れてしまったような形になった場合はどうなるのですか?

 「評議」を決めるとき、全員一致なのか、多数決であったのか? ということについては明確にされるのですか?

 出張などにより、外国にいた場合、裁判員は辞退出来ないのですか?

 評議の期間中に、ストレスによって何らかの病気にかかったときはどのような対処になるのですか?


 裁判員に選ばれた人が失踪中、ないし連絡が取れなかった場合はどうなるのですか?

 地震などの天災による災害による、被害を理由に裁判員を辞退する事はできないのですか?

 評議中、裁判官の説明が難しすぎて、どうしても理解できないときはどうするのですか?

 評議中、裁判官の説明が、丁寧であっても、一般常識的な単語の意味と法律用語の意味の違いによって、まったく異なる文脈になることが予想され、それによる、誤解が生じる可能性についての対策は立てているのですか?
「例:悪意など」

 信じられないところから、個人情報が漏洩する時代です。万が一、裁判所から個人情報が漏洩した場合、裁判所はどのような責任をとるのでしょうか?

 裁判員の選任手続きにおいて、場外される条件の一つとして、理由を示さない不選任請求を受けたものというのは、どういうことですか?
 
 公判や評議中に、重くない病気(風邪など)ではあるものの、一般的に仕事を休むような症状のときは、どうなるのですか?

 仕事が忙しいものの、裁判所が辞退を認めず、それによって、損害が生じたとき、裁判所はどのような補償をする用意があるのですか?

 結婚式と裁判員である期間が重なったときはどうするのですか?

 経営者が裁判員になり、何日も裁判によって休んだときに、顧客に仕事を断られてしまった場合、どうなるのですか?

 投資家が裁判員になり、株取引が出来なくなってしまった場合はどうなるのですか?

 裁判官や法律の専門家が裁判員になることはあるのですか?


 妊婦の女性が裁判員に選任されるのですか?
 また、選任されたとして、辞退は可能ですか?

 裁判員に選任されたあとに、重いケガや病気にかかったときはどうなるのですか?

 健常者以外の方が裁判員になったとき(盲目、難聴など)の用意は万端ですか?

 骨折などのけが人は、裁判員を辞退できるのですか?

 裁判の結果に対して、裁判員の評価を記事にすることは可能ですか?

 裁判員になることで、逆恨みされた場合はどうなるのですか?
 http://son.cocolog-nifty.com/tetugaku/2005/11/post_5d93.html


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コメント

 トラックバックが変にたくさんできて申し訳ございません(1つ以外削除して頂ければ幸いでございます)

 私も、トラックバック先に記載してる考え方とほぼ同じ心配がございます。裁判官が強権的で裁判員を見下す態度をとった場合、裁判員はこんな合議体では絶対に評議をできない、と考えたらどうなるでしょうか?
 会社ならば上司に訴えてチームメンバーの交代を要請するなどの手段は一応できる可能性もあります。しかし、裁判員制度の元では、チームメンバーを交代することは許されないし、また、自分から辞任を申し出ることさえ許されないのです。まさに国家権力の暴力がまかり通るとんでもない事態です。

>評議で馬鹿にされても、どこにも訴える場所がない

 これこそ、私が最も懸念する、また、国民にとって切り札になりうる状況である、と考えております(これ以上は、公開の掲示板では話すことはできませんが)

投稿: 高野 善通 | 2005.11.16 23:58

こんにちわ。高野 善通 さん。呟き尾形です。

>まさに国家権力の暴力がまかり通るとんでもない事態です。
 おっしゃるとおりだと思います。

 裁判制度においては、国民への責務ばかり強調されていますが、裁判官を拘束するルールがないようにおもいます(もっとも、強調されないだけであるのかもしれませんが)。

 裁判官だからといって、聖人君主であるとはかぎりません。
 となれば、国家権力という虎の衣を借りて横暴になる人間はいないとはかぎりません。

> これこそ、私が最も懸念する、また、国民にとって切り
>札になりうる状況である、と考えております(これ以上は、
>公開の掲示板では話すことはできませんが)
 それは気になるところです。
 とはいえ、お話しすることが出来ないことを聞くわけにも行かないので、私なりに考えて見たいと思います。

投稿: 呟き尾形 | 2005.11.25 21:18

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