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靖国判決をめぐって・・・

靖国判決

こんにちわ。呟き尾形です。

小泉首相の靖国参拝に違憲判決が出たそうです。

 その判決に対して、日本の宰相は、30日午後の衆院予算委員会で、
「一国民として、首相として、参拝している。首相の職務として参拝しているわけではない。どうして憲法違反なのか理解に苦しむ」
 と述べたそうです。

 ん?

 日本は政教分離を定めた憲法があるわけです。
 日本は三権分立といって、政府が行政をするわけですが、国会が立法をして、それによって、定められた法律をもとに判断する司法である裁判所が行うわけです。
 その判断を「理解に苦しむ」?
 というのは、どういうことでしょう?

 では、実際、その判決は、そんなに理解に苦しむほど、横暴だったり、支離滅裂だったり、非論理的だったり、ハチャメチャなものだったのでしょうか?
 裁判所は、
-------------
・首相の参拝は「政教分離を定めた憲法の禁止する宗教的活動に当たる」
 なぜなら、拝礼方法等において「深い宗教的意義を否定できない」
 さらに、「靖国神社の宗教を助長、促進する役割を果たした」
 ※つまり、客観的には、参拝は憲法20条3項の禁止する宗教的活動にあたると判断できる。
  もちろん、参拝するときは内閣総理大臣を辞職すればそれは問題なしでしょうけど。

・首相がこれまの参拝で、私的に所有していない公用車を使って秘書官を伴い、靖国神社で「内閣総理大臣 小泉純一郎」と記帳した。
 これによって、参拝は「少なくとも外形的には内閣総理大臣としての職務を行うについてなされた」
 ※つまり、客観的には、参拝は内閣総理大臣としての職務行為とみなされる。

・「国と靖国神社とのかかわり合いが社会的・文化的諸条件に照らし、相当とされる限度を超える」
 ※つまり、客観的には、国内外の強い批判され、本人の意図にかかわらず参拝という行為は、国が靖国神社を特別に支援しているとの印象を、多くの人に与え、公人としての責任の自覚が足りない。
---------

 という根拠と判断の理由を判決を下したときにだしたのに、反論もせず、なんの根拠出さず「理解に苦しむ」では、たんなる我儘な駄々っ子の言い分と同じです。

 が、問題を深刻にするのは、ここです。
 上記の発言と同時に、「憲法違反でないという判決も、出ている。裁判所でも判断が分かれている。今後また裁判で争われることになるだろう」
 と、述べたそうですが、自分にとって都合の良い判決は理解できるわけです。
 これって、民主主義国家の為政者としては、非常にヤバイとおもふのです。
 民主主義の理念とは、少数の意見であってもその正当性を議論する。
 ということです。

 判決という法律を根拠とした意見が述べられました。
 それが絶対に正しいとはいいません。
 しかし、その意見に対して、反論もせず、なんの根拠出さず「理解に苦しむ」では、民主主義の理念を理解していないと判断せざるを得ません。
 ヤバイです。
 非常にヤバイです。
 民主主義は、国民が主権者になることで、少数の意見であっても、主権者の意見であるのだから、きちんとその正当性を議論したうえで判断しましょうね。
 というものですが、その民主主義国家の宰相が、裁判の判決すらも、自分に都合が悪ければ「理解に苦しむ」で、自分に都合がよければ理解できる。
 これじゃぁ、独裁の道を歩んでいやせんか?
 さらに、内容の無い応答と演説をしつつ、ド派手なパフォーマンス(プロパガンダ)を演じて、多数の支持をえて、多数の意見が正しいのだという言動がありましたが、これは衆愚制への道を歩んでやいやしないのか・・・。
 不安です。
 まぁ、これも民主主義のリスクというやつなんでしょうねぇ。

 なんにしろ、参拝するときは内閣総理大臣でしできないような参拝の仕方をしておいて、その後はなぜか一国民になる。
 そりゃ、ちょっと無責任すぎやしませんかね。
 とおもふわけでございます。

 個人的には、靖国神社の参拝に関しては、それほど強い関心を持っていませんでした。
 しかし、内閣総理大臣という公職につきながら、判決にたいして、なんの根拠も反論もせず、「理解に苦しむ」
 という為政者の言動に、国民である私は、不快感を感じます。

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コメント

裁判の主文でも理由でもない個人の感想を述べる傍論の部分(法的拘束力無し)で
「違憲判断」したのであって、違憲判決を出したわけでは無いのでは?

この裁判で出た本当の判決ってなんだったでしょう?

投稿: とおりすがり | 2005.10.04 08:56

>「違憲判断」したのであって、違憲判決を出したわ
>けでは無いのでは?
 あ、そうなんですか?
 でも、報道では、さも、違憲判決のごとく報道されていますが・・・。
 ともあれ、どちらにしろ、司法がそのような判断をしたことに対して、反論もせず、根拠ものべることなく、「理解に苦しむ」というのは、不誠実というものだと感じますし、どっちにしろ、日本を代表する立場の人間が、今回のような発言をするのは、迷惑ですし、不快感を感じます。
 
>この裁判で出た本当の判決ってなんだったで
>しょう?
 明確なのは、賠償金はなしよ。
 というところだと認識しています。

投稿: 呟き尾形 | 2005.10.04 12:22

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